せいりゃくけっこん Daiki.A 2 (ページ34)

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結婚 34 ページ34

「くっそ～、山田めー。。」

大貴がほっぺをふくらませてこっちに戻ってきた。

「まぁまぁ、」

私は今、とってもスッキリした気分だ。

山田くんの気持ちが聞けたっていうのもあるけど、、

やっぱり

大貴が、私のこと心配してどうにかしようってしてくれたことがうれしいからかな。

「ふふっーー！テンションアップル～！！」

「？？A。どした？」

「え、あ！いや、何でもないよ！」

大貴は変なの～っていって山田くんを学校でしめてやる！とかなんとかいっている。

「大貴、しめるのがそんなに楽しみなの？ニコニコしてるよ？」

「あったりまえよ！」

と、大貴は機嫌がいいみたいだ。

「ねぇ、大貴。」

今なら

今日なら

素直に伝えることができるはず！

「キスして？」

「え？」

大貴は固まってしまった。

でもなんだか今、無性に大貴のキスがほしくてたまらない。

大貴、好き。

あのとき助けてくれてありがとう。

そのおかげで

また更に好きになっちゃったよ。

だから、再確認したいの。

数秒の沈黙を破ったのは

「……ふっ、どうなってもしんねぇーぞ？」

大貴だ。