結婚 30 ページ30
今さらだけど、大貴はどこの道をいってるの？
今日は学校にはいきたくないな、
でもいかなきゃダメだし…。
そうため息をついて、足を進めていると
「A…お腹すかない？」
そういって、くりくりした目を私に向けた。
そんなふうに見られるのは、はじめてで私はどうしていいのかわからず動揺した。
「うん！お腹っていうか、小腹がすいた…かな？」
と話しているうちにオシャレなカフェの前についた
「え、でも学校は…？」
「気にしなーい！気にしなーい！」
大貴は最初から、こういうこと考えてくれてたのかな？
そうだと、嬉しい。。
「どうせ、あと１、２時間くらいしか授業ないだろ？どうにかなるっしょ！」
大貴はいつもどおりに話してくれたから私は落ち着けたし、安心できた。
「私はともかく…大貴の頭で大丈夫ー？」
「なに？！俺、こーみえて頭いいしー」
「そうかなー？じゃあ、今度勝負しよーよ！」
「いいぜ、実力テストだっけ？楽勝！楽勝！」
私だって頑張ればいけるもんね、
「じゃあ、勝ったらご褒美な！」
「ちょっ！ちょっとまって！ご褒美とか聞いてないんですけど？！」
大貴はニマ〜と笑って
「勝てる自信ないんだぁ〜。。ぷぷっ、！」
バカにしてくる大貴をよそに私は自分に勝てばいいんだと言い聞かせる。
そうだよ！勝てばこっちにもご褒美があるんだ！
「やってやろーじゃん！！絶対かーつ！！」
学校でのことを忘れて私は
*今、この瞬間*
を楽しんだ
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作者名：夢 x他1人 | 作成日時：2017年11月20日 23時
