あなたをずっと想ってる。 (ページ35)

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JHside

ジョシュアと仲が良かった俺は、

今あいつがどこにいるか、目星はついていた。

それは、バーだ。

ジョシュアはなにか悩みがあると

あのバーに行って酒を飲んでる。

ドアを開けてカランカランと音をたてれば、

ほら、やっぱりいた。

JH「ジョシュア。」

JS「...ジョンハン。」

ジョシュアは酒に強いらしくて

まだよってる様子はなかった。

だけど、結構な量飲んでるっぽい。

JS「...付き合うことに...？」

JH「......ん。」

JS「すいません、おかわりください。」

店の店員に言っては、心配されてたけど

かまいなく飲んでるジョシュアは、

結構落ち込んでるんだと思う。

JS「...Aちゃんと水族館に行ったとき

　見覚えがあるらしかったけど、

　それって多分ジョンハンとの思い出なんだろうな

　って思うと、考えたくなかった。」

ジョシュアもすげー本気だったんだって

伝わってきた。

JS「__....それで横を向いたら、

　愛しそうに、でもどこか哀しそうな

　 Aちゃんがいたんだ。

　絶対Aちゃんは今、ジョンハンのこと

　考えてるんだと思った。」

俺がいないところでも、考えてくれてたなんて

思い出して、愛しそうな顔をしてたなんて

まるで俺みたいだ。

ずっと片想いしてきた俺みたいだ。

JS「......ほんとはこんなこと言いたくないけど」

そんな前ふりをして、ジョシュアは

JS「...Aちゃんのこと、幸せにしてよ。

　隙なんか見せたら、僕が奪っちゃうよ？」

少し笑ったように言った。

JH「.......ん。隙なんか見せないよ。」

俺は誓うように答えた。