あなたをずっと想ってる。 (ページ17)

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JHside

やっとAと話せて、めちゃくちゃ嬉しかった。

まさかAのほうから、あの日について触れてくるなんて

思いもしなかった。

Aが俺に「ごめんね」って言ったとき

ちがう。

Aが謝ることじゃない。

むしろ、理由も分からずに避けられる日々なんて

Aのほうが辛かったに決まってる。

謝りたいのに言葉がでない。

黙っている俺に、「でも分からなくて...」

ってAが言った。

もう、全てを話そうと思った。

あの日まだ子供だった俺を

成長させなきゃいけなかった。

JH「俺はね、あの頃......」

そのとき突然、食堂のドアが開いて

人が入ってきた。

間が悪すぎる...。

中に入ってきたのが誰かわかったのは

Aのひとこと。

「...ジョシュアさん！？」

え？

JH「...ジョシュアじゃん！

　なんでここにいんだよ！！」

ジョシュアだった。

俺とジョシュアの関係は、友人って言うのが一番合ってる。

丁度同じぐらいに、この会社に就いて

いろんなことを教えあった。

いつしか俺の中で、親友に近いぐらいの

親しみがわいていた。

でもAを見るジョシュアの目で、

俺は悟った。

ジョシュアは、

Aが好きなんだ。