じゅうさん ページ14
.
「きみたちはここのソファに座って待っていて下さい。もう少し掛かりそうです。」
部屋の入口付近で立ったままの中原中也くんと太宰治くんを見て、ららちゃんが部屋の中に招き入れる。
二人の座ったソファの向かいに置いてあるソファにららちゃんも座る。その隣に男も。
「俺、
「ああ、ぼくも一応。
テーブルに座っている四人の前に、順に紅茶の入ったティーカップを置きながら、私も自己紹介をする。
『私は篠宮あなたの名前。好きなものは紅茶とお菓子。君たちの上司から一月君たちを任された。よろしくね。』
言い終わってから、1人用のふかふかソファにぼふ、と勢いよく座る。
そして、三人の隊員を降ろしたところを指さしながら言う。
『そこの子たちは上からおつきちゃん、ゆうかちゃん、いしおじ。』
「ちょっと。あなたの名前さん、それじゃ伝わりませんよ。」
「せやで、見てみい二人の顔。」
つみきくんに言われて二人の顔を伺うと、中原中也くんは何言ってンだ此奴、みたいな顔をして、太宰治くんはよく分からない顔をしていた。
多分太宰治くんはどうでもいいとでも思ってる気がする。わからないけど。
若しくは紅茶に毒が盛られてないかな、苦しまずに死ねる優れものが入ってたり？…とか。全然こっちの会話に興味がないと思う。
『まぁいいでしょ。一月もあればそのうち本名知るし勝手に仲良くして〜。』
「そうですね。とりあえずきみたちは、その紅茶を呑んだら今日はもう部屋に戻って休んでください。」
「えぇ〜そんなゆるてええん？」
「逆にこれ以上情報を与えても、この子たちの負担になるだけですよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 77人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪川遥 - @十六茶。こと東雲 椎奈さん» 初コメありがとうございます！飽きないと言って頂けて嬉しいです。これからも頑張ります！！ (2023年1月2日 17時) (
レス) @page19 id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
@十六茶。こと東雲 椎奈 - 初コメ失礼します！名前しっかり変換されていました！とても読んでいて飽きないです！続き楽しみに待っています！ (2022年12月30日 1時) (レス) @page19 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
雪川遥 - 続けて失礼します。読者様、お名前変換されてますでしょうか？出来ればご返答いただけますと幸いです……。 (2022年11月27日 22時) (レス) id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
雪川遥 - 桂-kei-さん» コメントありがとうございます。読者様の名前にはなってるはずなんですが……。名前を使わなさすぎだからですかね？申し訳ありません、確認いたします。 (2022年11月27日 22時) (レス) @page1 id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
桂-kei- - コメント失礼いたします、読者様の名前にするには(名前)と打ち込めばいいです。面白かったです、更新待ってます (2022年11月22日 16時) (レス) @page11 id: bd8fc734b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪川遥 | 作成日時：2022年11月6日 22時
