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会話ができた事にほっとしながらカウンターへ戻ると、ミルフィーユうま!と声に出した米屋さんが思い出したように口を開く


「出水、太刀川さんつれてきた?」


「はい、先日お二人でいらっしゃいましたよ」


「わー、やっぱ出水が先だったか〜。出水より先に行きたかったんだけど防衛任務と重なってたんだよね。」


ちぇ、一番乗りならず、と口を尖らせた米屋さんは少し可愛らしい。



「そうだったのですね、お疲れ様でした。また来てくださって嬉しいです」


まぁ連れてこられてよかったけど、と柔らかそうな唇が弧を描き、猫みたく細まる瞳に人懐っこさを感じる。



「美味しかったからね〜やっと来れてよかった!!ね?美味しいでしょ?」


コーヒーを飲み三輪さんに振り向く米屋さん。何だか三ツ星シェフに評価を下される様な感覚で少し身構えてしまう。


「ん。…うまい。」


とくりと鼓動が緊張を醸し出したとき、静かな声がそっと落ちて、思わずほっと胸をなでおろした。

お会いした時より幾分か和らぐ表情に私はもう安堵してばかりである。


「ありがとうございます」



それから少しお話をして、今から本部へ向かうらしくお会計へ。今日は誰とランク戦するかなぁ、とこぼす米屋さんは、お前は防衛任務が先だろうと突っ込まれている。いつも町を守って下さりありがとうございます。



「ありがとうAちゃん。また来るね〜!」


「ありがとうございます、お待ちしておりますね」


相も変わらず、家族に向ける様な自然で隠さない笑顔が有難くてお辞儀をし、三輪さんの会計にうつると。


「…うまかった。ありがとうな」


「…!いえ、こちらこそありがとうございます。またお越しくださいませ」



お会計を済ませ、私を見て少し恥ずかしそうに感想を言ってくれた三輪さん。


初めて目を見てくれたことや、緊張故か頬を染める姿が新鮮で頬が緩む。


…また来る。と静かに告げてくれた三輪さんと手を振る米屋さんに頭を下げお見送り完了。



嫌な思いをさせてしまったら、と不安に思っていたが、どうやら杞憂だったかもしれない。

最後の最後だけど三輪さんともお話しできてよかった、と息をつき、お二人とも綺麗に完食して頂いたお皿とカップをお片付け。


少しは息抜きになれたのかなぁ、と願いつつ、もっと頑張ろう、と一人でガッツポーズをした。

お休みだけど→←うかれ気味



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設定タグ:ワールドトリガー , 夢小説 , 迅悠一   
作品ジャンル:アニメ
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ぐりーん@Umi(プロフ) - 黒崎ソラさん» ありがとうございます!頑張らせて頂きます〜! (2016年9月14日 7時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎ソラ - 面白かったです!更新頑張ってください! (2016年9月12日 4時) (レス) id: b15a705d85 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん@Umi(プロフ) - 蜜柑雨さん» わぁぁお褒めの言葉ありがとうございます!!更新頑張らせて頂きます♪ (2016年9月11日 11時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雨(プロフ) - とっても面白買ったです!!ほのぼの感が最高です!更新楽しみにしてます! (2016年9月11日 1時) (レス) id: 94c773db22 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん@Umi(プロフ) - setunaさん» わわ、勿体無いお言葉を!!嬉しい限りですありがとうございます(*´ω`*) 18歳組可愛いですよね!頑張らせて頂きます♪ (2016年9月10日 22時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年8月17日 15時

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