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「お前、動きすぎ。」

『いいじゃん。新しくできた夢を叶えるために頑張ってるの』

「それはいいことだけど、昨日も一昨日も1人でなんかしてたし。やり過ぎはよくないからもっと安静にして」






日常に戻った。
あれから、退院したあとから仁人の家に住むことになり、今はふたりで暮らしている。

事故にあってから、仁人はより一層過保護になった。
何をするにも手伝おうとするし、少し動いただけで危ないからと怒ってくる。少し鬱陶しいくらいだ。

その度に『過保護すぎ』と言っているのだが、


「はいはい、口答えしない」


と軽く流される。




「…太智、もう少しで迎え来るってよ」

『おっけーい、もう準備できた。……って何その顔』




仁人に視線を向けると、なんだか不服そうな顔をしている。





「くそっ、俺が今日休みだったら…!Aを太智になんて任せられない。なんであいつだけ今日暇なんだよ」

『太智の何が悪いのよ。いつも助けてくれてるじゃん』

「…そういうわけじゃないんだよ……」


なんなんだろう。
仁人は、私と太智が2人きりになるのを少し嫌がる。




…いや、大分嫌がる。
隠そうとしているけど、全然顔に出てる。






……何がいけないんだろう?

普通に話したり、ご飯食べたりしてるだけなのに。











ピンポーーーン











「…来たよ、行こう。玄関まで送る」

『ありがとう』


ほら、と言って手を差し出してきたので、私も手を重ねた。
そして、ゆっくりと玄関へ向かう。



ドアを開けると、ウキウキとした表情の太智がいた。
仁人が予め持っていてくれた私の荷物を太智に渡す。



「いってら〜」

『いってきます』

「仁ちゃん、Aは任せといてな〜」

「黙れ」

『こら、太智に冷たくしないで』

「…」

『おねがい、じん?』

「ぶはっ!」

「……帰ったら覚えとけ」






この何気ない瞬間が、何よりも愛おしい。

そう思った。

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J(プロフ) - あいりさん» コメントありがとうございます!励みになります涙 (3月14日 15時) (レス) id: c62c59adc4 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - 素敵なお話ですね。太智君の想いもメンバーの優しさにも感動しました😊 (3月14日 7時) (レス) @page28 id: fca1d9ef9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちご | 作成日時:2026年3月10日 2時

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