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智side
学会の日、朝の申し送りで顔を合わせた雅に声をかける
智「雅、夜翔くん学会会場まで迎えに行ってくれない？行けそうなの雅だけなんだよね」
潤と雅が前日夜勤で早く帰って来れるんだけど、潤はご飯作るって言ってくれてるから雅に頼む。
後の人は普通に日勤で雅が翔くんを連れて帰ってくる頃には全員揃うはず
雅「了解ーそのまま帰って来たら良い？」
智「うん、夜遅くなるし病院行くなら明日俺らが出勤する時に一緒に行ったら良いかなと思ってる」
雅「そだね」
今日は翔くんが何を言おうと休んでもらう…まぁ何か言う元気があるかは分かんないんだけど
…
その日の夜
雅「ただいまー」
僕は雅紀の声が聞こえ思わず玄関に急ぐ
智「おかえり！」
翔くんは雅紀に肩を借りながら帰って来た
智「翔くん、大丈夫？」
翔「…うん」
うっすらと頬を赤く染めた翔くんはそう言って曖昧に笑った。
…
潤「翔くん、お腹空いてる？」
翔「ごめん、後でいいや。ちょっと寝てくる」
ふらふらとしながらも着替えて一旦リビングに降りて来た翔くんはそう言って再び部屋へ戻ろうとする
智「寝るのはいいんだけど、ちょっと待って」
翔「ん？」
智「ソファ座って、ちょっと診させて…そんなふらふらしてるのに大丈夫な訳ないでしょ」
翔くんが何か言う前に先回りして答えてみる
翔「…」
智「早く」
翔くんは今まで無理した自覚があるのか素直にソファに座ってくれた
智「まず、熱測って。食欲は？寝れてる？」
翔「…ん、食欲はまぁまぁかな、そこそこ寝れてる…よ？」
翔くんは俺の顔を見て、大丈夫だよと言うように首を傾げる。
ピピッ
体温計が鳴った
翔くんはそれをチラッとみるとそのままケースに戻そうとした
和「ちょい、何してるんですか」
それを和が間一髪で取り上げた。
翔くん、嘘言いかねないからね
和「…37.8℃、熱あるよ」
熱があることを聞いて僕は側に置いてあった聴診器を手に取る。
翔「…っえ、そこまでする？」
智「する、シャツあげて」
翔「そこまでは大丈夫だよ」
智「…聴診は診察の基本でしょ？されたら困ることでもあるの？」
そこまで言うと翔くんは渋々受け入れてくれた
順番に肺、心臓と異常がないか聴いてゆく
…ん？これ…
智「…翔くん、これ自覚症状あるでしょ？」
翔くんの目をじっと見て尋ねた
翔「…」
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紀衣(プロフ) - ちえさんさん» 長い間放置しててすいません。これからも楽しんで頂けると嬉しいです。 (2023年3月28日 14時) (
レス) id: 1cccbeb0c1 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 更新ありがとうございます。嬉しいです。 (2023年3月22日 15時) (レス) @page37 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
紀衣(プロフ) - ちえさんさん» はじめまして。コメントありがとうございます！亀更新ではありますが楽しみにして頂けると嬉しいです (2022年5月18日 19時) (レス) id: 28d3e194e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - はじめまして。このシリーズは最初から読ませていただいています。今回は緊張感がスゴイですね💦更新が楽しみです (2022年5月13日 17時) (レス) @page30 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
紀衣(プロフ) - ♪あおば♪さん» ありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2021年12月21日 19時) (レス) id: 036531df47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紀衣 | 作成日時：2021年7月23日 22時
