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?「あ、なんや、おったわ。」
??「いや、俺ちゃんと言っとったやろ!さっき出てったとこ見たって!お前、耳あるんよな?」
???「それにドアに近付くにつれて、声聞こえてたでしょ。そんなことにも気づかなかったんすか。やっぱ、耳ヤバイっぽいっすね。」
振り向かなくても誰か分かってしまう。
周りに人はおらず、私を探してきたというのは明確だった。
…さて。
私は以前と同じように、手で耳を塞ぎ、走り出す。
何なのだろう、彼らは。私に構って何になる。私はあんな連中と関わる気は、ない。あんな、ハンカチをどこからか盗ったであろう人達とは…。
…盗った?…昨日、まさかという場所で怪盗を見つけたため、どうしてもそちらに思考が引っ張られる。
しかし、グルッペンも、私が関わったことのある中に怪盗がいるって…。
その時、突然後ろから何か、大きなものが当たり、体が前に傾く。
耳に手を当てているため、咄嗟に手を出すことも出来ない。
倒れる…!
そう思った瞬間、ダンッと音がして、案の定体に強い衝撃がきた。
『いっ…!』
正直言って、昨日自分で切った切り傷よりも、こちらの方が何倍も痛い。
というのも、昨日のは自分で刺さると分かっていてやっていた。今のは何の予告もなく、突然強い衝撃がきた。
つまり、心の準備が出来ていたか、出来ていなかったか、の問題だが。
それにしても…重い。
上に、何かが乗っている。
痛いし重いし…最悪だな。
すると、急に重さが感じられなくなった。
誰かに、優しく体を起こされ、フワッと抱き締められる。
??「おい、シッマ!お前何しとるん!追いかけて捕まえろ言うたんに、女の子に突撃して痛い思いさせるとか、やっぱ素人童貞やな!」
顔を上げると、ニット帽の男性が、金髪の男性に対して怒っていた。
??「大丈夫か?痛かったやろ?ごめんなぁ、うちのアホが。」
『あ…いえ、大丈夫、です。』
?「アホって何やねん!!」
???「今のは完全にコネシマさんが悪いんで。謝ってください。」
?「…確かに、これは俺が悪いな、うん。スマン!」
…軽い。
??「…お前もっと、誠意を持って謝れないん?」
『…さっきも、言った通り、大丈夫ですから。』
私は、ニット帽の男性の腕の中から出て、立ち上がる。
『じゃあ、これで。』
そう踵を返し、歩く…いや、逃げようとすると、腕を捕まれた。
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こすもす姫 - 志麻セン寄りのcrewさん» 一気にお読みになられたのですか!?スゴいですね!面白いだなんて…ありがとうございます!!続編…少々お待ちを。 (2019年6月8日 11時) (
レス) id: 05a24f2a78 (このIDを非表示/違反報告)
志麻セン寄りのcrew - とっても面白いので一気に読んでしまいました！続編心から待ってます！(？)更新頑張ってください！ (2019年6月7日 22時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)
こすもす姫 - ぐとさん» お優しいお言葉!!!嬉しいですありがとうございます。無理しない程度、ですね!了解です!お心遣い感謝いたします!代わりといっては何ですが、コメント返しは24時間経つ前に確実にいたしますので…! (2019年5月31日 20時) (レス) id: 05a24f2a78 (このIDを非表示/違反報告)
ぐと(プロフ) - 大丈夫ですよ！此方は見させてもらっている身ですし、何より気侭にやって行って欲しいなと思っていたので！無理は禁物！です！ (2019年5月31日 12時) (レス) id: 8d62b8c277 (このIDを非表示/違反報告)
こすもす姫 - 珈琲まめさん» ﾜｱｱｱｲ!!!!何時もありがとうございます!!!!赤いマフラーの彼、ですか…。んふふ、なんと言ったんでしょうね?ふふふふふ…。 (2019年5月9日 18時) (レス) id: 05a24f2a78 (このIDを非表示/違反報告)
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