私VS常闇くん １ ページ11
轟「……」
A「……」
まぁ、そうだよね
やっぱり鉢合わせてしまいますよね！？
どうしよう
これ、絶対聞いてしまっていたのバレてるー
こ、こうなれば…
A「と、とどど轟くん！」
轟「！」
A「さ、三回戦進出おめでとうございます！そ、それではー！！！」
ビューーン！！！
そんな効果音が付きそうな速さと勢いで、私は全力で轟くんの前から走り去っていった
轟くんは啞然として私の背を見送っていたのだった
・・・
A「出久くーん！」
リカバリー「またかい、お嬢ちゃん」
出久くんの名前を叫びながら、私は出張所に辿り着いた
おばあちゃんは呆れたように私を見据えた
その目は、やや冷たい
A「おばあちゃん！出久くん居ますよね！？今会えます！？」
リカバリー「残念だけど、今少し取り込んでてね」
A「えぇー！？じゃあほんの少しでもいいのｄ」
リカバリー「ほら、さっさと出た出た」
A「わわっ！」
おばあちゃんは手際よく私を追い払う
私は大きな溜息を吐いて、とぼとぼと帰路に就いた
グリムは、だらんと力なく私に首根っこを掴まれていたのだった
…ごめんよ、グリム
・・・
マイク「一試合目では圧勝だった最強の男！ヒーロー科常闇踏陰！！対！！未知数な個性を操る猛獣使い！ヒーロー科扉歪見A！！そんじゃ行くぜ？ＳＴＡＲＴ！！」
常闇「黒影！」
黒影「アイヨ！」
試合開始の合図と共に素早くこちらに飛び出してくる黒影
多分私を捕まえて場外へ、という作戦なのだろう
だが甘い！
こちらだってそう容易くやられるわけにはいかないのだ
A「そちらがその気ならこっちだって！グリム！」
グリム「分かってるんだゾ！！」
飛び掛かってきた黒影を避ける
グリムは一試合でも見た猛獣の姿に変化して黒影を銜えた
常闇「黒影！！」
A「ふふっ、余所見は厳禁ですよ？」
常闇「ッ！？」
皆の意識は黒影とグリムに行っている
常闇さんの隙が出来て、私はスッと彼の懐に入れた
そっと頬に手を添える
常闇くんは目を見開いて、私と目を合わせた
A「瞳に映るはお前の
常闇「ウッ…！」
常闇くんの瞳から意志は消え、無機質な赤い瞳が私を映す
にっこりと笑って、幼子に言い聞かせるように耳に口を寄せ
A「場外へ出ていきなさい。黒影も一緒に、ね」
ミッド「常闇くん場外！！扉歪見さん三回戦進出！」
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あんじぇ - つづきよおおおおおくだああさいいいい (6月17日 15時) (
レス) @page14 id: 0cafe389dc (このIDを非表示/違反報告)
yuna150613(プロフ) - めっちゃ面白かったです！早く続きが読みたいです。楽しみにしています！がんばってください！！ (2021年10月10日 21時) (レス) @page14 id: 57014a1c5a (このIDを非表示/違反報告)
シャハル - とても良いです！早く続きが読みたいです！楽しみにしてます！ (2021年9月5日 18時) (レス) id: 167e70b50e (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ＋(プロフ) - 面白いです！夢主ちゃんの記憶が段々と核心を突いていく展開が見ていてとてもおもしろいです！応援しています！ (2021年7月15日 1時) (レス) id: 124a1bc937 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - めっちゃ好きです無理マジで好きすぎてやばい続き楽しみすぎる。体調に気をつけて更新頑張ってください！楽しみにしています！ (2021年6月5日 1時) (レス) id: e8f1a39b75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ワンダーさん | 作成日時：2021年2月22日 15時
