勉強会。 ページ5
中間テストが近くなり始めていた頃、私と陸は学校内の自習室で勉強会を開くことにした。
陸は、頭が良いからわかりやすく教えてくれた。
「陸、これなに?」
RK「あーそれは。こっちを消したほうが計算早くなるよ。」
「うわぁ…すっご…」
RK「ふふ〜」
ちょうど2時間ぐらいした時、集中力が切れ始めてきた。
「疲れたぁぁ、、」
RK「ちょっとーこんなところでへばらないへばらない。もうちょっとで数学終わると思うけど。」
「陸や、おまじない覚えてる?」
RK「おまじない、もちろん。」
「あれ、まだ使ってるよ。」
RK「知ってる。」
「よかったぁ、覚えててくれて。」
RK「あの時好きだったんだよね。Aのこと。」
「え?」
RK「だから、覚えててほしくておまじないって言ったんだよね。」
「そうだったんだ。」
もう、好きじゃないかな。
「青色の花、陸くれたよね。」
RK「それ、忘れな草っていうやつだよ。」
「うん、知ってる。」
その瞬間、少しの間だけ、ふと目が合った。
私たちの間に、不思議な空気が漂っていた。
RK「…あれから、ずっと忘れな草の花を、見るたびに、」
陸が言葉を選びながら、少しだけ顔を赤らめた。
RK「思い出すんだよね。」
あまりにも静かな声だった。
その言葉に、私は何か胸がギュッと締め付けられるような感覚がした。
「…陸。」
思わず名前を呼びかけて、でも言葉が続かなくて、しばらく沈黙が続いた。
その空気の中で、私はどうしていいかわからなかった。
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作者名:らら | 作成日時:2025年12月7日 10時




