検索窓
今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:2,793 hit

☆☆ ページ4

靴音が保健室の前で止まり、
陸はそっと私を布団の上に降ろした。



RK「……逃げないでよ。 昨日みたいに。」




私はしばらく何も言わなかった。

でも、あの時の冷たい地面の感覚、冷や汗、足元がフラつく感覚が頭を離れない。
今もまだ、少しだけ体が震えている気がした。

しばらく沈黙が続いたけど、やっと陸が口を開いた。
その声は、普段の明るいものとは違ってて、緊張した。



RK「なんで言わなかったの?」



私は答えられなかった。
ただ、唇を噛んで俯いていると、
陸は少し怒ったような、でも優しい声で私の顔を覗くために、腰を低くして言った。



RK「具合悪いの、我慢するタイプでしょ。それは、今日でおわりね。」


どうしても素直になれなくて、ただ無言で俯いていた。


私の頭をそっと撫でた。


RK「……無理しないで、もうちょっとここで休んでな。」



私はその言葉に、どうしても耐えられなかった。
これまで誰にも言えなかった、誰にも伝えられなかった思いが一気に溢れ出してきて、涙が止まらなくなった。

そして、そのまま泣き崩れるように肩を震わせた。
布団の上に座ったまま、身体が小さく震えて、どうしようもないくらい孤独で苦しかった。

その時、私の背中に、そっと手が回された。
陸が、ゆっくりと背中を撫でる手のひらを感じながら、涙が次々と溢れた。


泣いていると、カーテンをシャッと私を離さないまましめてくれた。



ずっとさすってくれていた、だんだんと楽になっていった。



「ありがとう。陸、」




陸は、何も言わずにただ私を抱きしめてくれた。
その温かさだけが、今、私に必要だった。

勉強会。→←☆



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
54人がお気に入り
設定タグ:nctwish , riku,sion , 陸、シオン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らら | 作成日時:2025年12月7日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。