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バサバサに落ちていた髪を耳にかけてくれた
その手が頬をすべり優しく撫でた
「 ンッ…… 」
涼介 「 ん… 」
角度が変わっても離れることのない唇
キスしてる時って涼介の独占欲強いところが
わかって正直嬉しくなる
まぁ、本人には言わないけどね
涼介 「 …ほかのこと、考えないで 」
音を立てて離れた唇と、同時に目を開けると
熱のこもった視線が突き刺さった
「 かんがえてない 」
涼介 「 うそ、考えてた 」
ソファーに座って前傾姿勢のあたしと、
床に座って上目遣いであたしを見る涼介
涼介 「 何考えてたの? 」
その上目遣いで見つめられると
口が勝手に動くことを彼は知ってる
「 …涼介のこと! 」
思いきって言ってみたものの無反応の涼介
かと思いきや、徐々に首から、耳、顔に
かけて真っ赤になってく
涼介 「 …反則/// 」
「 は?ちょ…
チュッ____
頭にまわってくる涼介の手
小さいくせして力強いから離れることも出来ない
濃厚なキスに変わった頃には涼介の目は
いつもと少し違ってて……
"やばい、食われる…"
なんて思った時にはもう遅いんだよね
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作者名:めーべる | 作成日時:2018年6月4日 20時