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侑李 ｢ こんな時間にこないでよ。｣
あんな思いが芽生えてからこの家に来るまでに
そう時間はかからなかった
まぁ、俺が荷物全部あそこに置いてきた
だけなんだけど…
涼介 ｢ 知念〜 ｣
侑李 ｢ も〜、僕言ったよね？同居人いるって ｣
一応部屋に通させて貰ったのはいいけど
迷惑そうな顔の知念。
涼介 ｢ あれ？そうだっけ？ ｣
侑李 ｢ 言った！従兄弟のお兄ちゃん！ ｣
なんか言ってた気もする…
涼介 ｢ わりぃ〜 ｣
侑李 ｢ も〜、向こうも疲れてるから静かにね ｣
涼介 ｢ わ、わかった ｣
知念の垣間見せる優しさに胸を打たれながらも
ここに至るまでの経緯を話した
涼介 ｢ ___ってことなわけ ｣
侑李 ｢ はぁ〜、｣
呆れたようにしてため息をつく知念
涼介 ｢ お、俺だって惨めだとは思うけど
いてもたってもいられないんだよ… ｣
侑李 ｢ だからって家出する？？
もし、噴水広場でのことがアクシデント
だったら？そうだとしたら今頃、Aさんは
涼介を暗い夜道の中探してるかもよ？？？？ ｣
涼介 ｢ それは…
侑李 ｢ 涼介は自分の勝手な解釈に
ビビってるだけ！Aさんが涼介を
どう思ってるかなんてAさんにしか
わからないじゃん！ ｣
涼介 ｢ 知念… ｣
侑李 ｢ ほんっと、昔からの悪い癖だよね
勝手に決めつけて勝手に落ち込んでさ、
落ち込んでる暇あるなら勇気持つ努力しなよ！｣
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作者名：めーべる | 作成日時：2018年6月4日 20時
