�� ページ10
no anyone side
Aはカルエゴに惚れた
それをモフエゴに相談した
モフエゴのアドバイス
【クッキーを渡せ】
《胃袋を掴めってことかしら
それともお告げ的な能力が？？》
内容的に他の先生方には相談できない
クッキー程度であの高潔な悪魔とお近づきになれるとも思えない
でも
だが
しかし
《クッキー焼いてきてしまった・・・！》
-
植物棟
今日もバビルスの1日が終わる
夕暮れのサボテンゾーンにカルエゴはいた
ぼんやりサボテンを眺める
今年は希少な花が見られた
小さいコレにどれほどの価値があるか収集家には分かる
貴重な機会に出来るだけ愛でておきたい
ある種の現実逃避
カルエゴ流ストレス発散
『ふぁっ…』
間抜けな声に顔を上げる
無限に水の出るジョウロを持つAがいた
「・・・どうも」
『おおお疲れ様です！』
《またここで会ってしまった！》
水やり作業でもう帰るつもりだったため通勤カバンを肩からかけている
「・・・」
見えている
クッキーが見えている
本当に焼いてきたのか
であれば
つまり
本当に
カルエゴがクッキーを見たまま固まっている
《すごいこっち見て・・・
あっ！飛び出たクッキー見てる！？
サボテンとクッキーお好きなのかな！？》
カルエゴの視線がほんの少しずれた
「ジョウロ・・・
サボテンの世話ですか」
『ひゃい！担当しております！』
「そうか
花を・・・咲かせたのも？」
『は、い
なんとかこじつけました』
「そうでしたか
それはご苦労でしたね
嬉しかったろう」
カルエゴが
笑った
先日サボテンに向けられた笑顔が
Aに向けられた
とてもときめいた
それでも
それ以上に
『は・・・い
はいっ！それは！それはもう』
Aが返したのは
満面の高揚した笑み
カルエゴの目が開かれた
あの日
モフエゴとしても
カルエゴとしても
この笑顔に心を掴まれたことを思い出した
初めてだった"きゅん"
その時自分はその気持ちを薙ぎ払ったが
そうか自分も
それなりに
心なり
胃袋なり…
思わずクスッと微笑む
「何か工夫を？」
『はい！ここは環境がとても良いので反対に…』
2人が気づく頃には日は傾ききっているだろう
�召紡海�
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ジア(プロフ) - 朱莉さん» コメントありがとうございますっ！そう言っていただけてとても嬉しいです！かなり以前からお付き合いくださっているので一気見で気晴らししていただけたら感無量です…！これからも是非よろしくお願いします！ (11月20日 22時) (
レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - はしゃバカ連載初期からモフエゴ散歩は特に好きだったので、一気見できるの嬉しいです！これからも更新楽しみにしております！ (11月20日 7時) (レス) id: 77c16b5cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジア | 作成日時：2024年10月27日 17時
