[男主]『あのさ、悪者はヒーローを愛しちゃいけないわけ？』[ＢＬ]

愛を　８ ページ9

木伊 Aside




「ひいろく…


あ"、、、、」


一瞬にして世界が廻った



目が、眩んだ




いつの間にか、
僕は汚い地面に頭をめり込ませていた






身体の骨が、
軋む




頭が、ずきずきする

ありゃ一時休戦って言ったのに..



…白い布切れが僕の目を隠して視界を奪う

布切れのうえから、
直接僕の目をいたぶるひいろくん




あはっ、潰れちゃいそう


眼球が、ぐしゅってイっちゃいそう



嗚呼、たまらない


この指…



絶対、こんな僕じゃあこんな指は手に入れられない



指の先っぽも綺麗だなんて、
ああ美しいな


僕のは噛みすぎちゃって潰れてる


ああっ…
もう、終わりか…




僕の眼球を潰しかけてた指が、
離れていった



脇腹をつかまれて、
無理矢理たたされた




この布切れのせいで、
僕拉致られてるみたい



一時休戦なんて、
嘘だと思ったのかなぁー


ひいろくん、
意外に人の話聞かないしなぁ



へへっ、
僕そんなひいろくんがダァイスキだよ



あ、まただ


あの指が、
今度は首にいく




僕の役にもたたなさそうな喉を、
絞めてく




ん...呼吸が………



ふ、ぁっ...


でも、なんだか
「キモチイイ」



その時は、棒読みだったけど
多分僕これ好き



ひいろくんだからかもだけどね




「嬉しそうにしてるとつまらないな」


また、ひいろくんの指が離れてく




何故か、
身体全体に温もりがある



もとから、ゆるかった
僕の視界を隠す布切れは風で飛んでった



あぁ、
なんで…………？？？



なんで、
ひいろくんが？

「ひっ..あ、無理無理無理………



あ、あたたかいとか温もりとか..い、らな...


や、だ…


離し、て…………//！！！」

僕は、
その愛に似た温もりが怖すぎて涙が溢れた
すきでもすきだけど、くっつかれたら困る

愛が　９→←炙られて　７

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

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