純粋ミネラルウォーター系ヤンキーくん【ＢＬ】

すとーりー　１７ ページ18

鈴守 麗side



俺が、駆け込んだのは
暗くて狭くて澱んでいる路地裏だった


知らない町だからということもあるけど、それよりも此処の雰囲気が暗すぎて、涙が怒られた時よりも溢れる



俺の身体、心全部が雰囲気に蝕まれる


うずくまって
うめいて
嗚咽を漏らして
泣く



それの繰り返し


こだまが響く

此処は、音が響くから妙に気持ちが悪い




ぎゅ




後ろから抱き締められる



「おにーさ...





！？！？！？」

『おにーさん...？
誰ぇ？
ボクは、おにーさんじゃないよぉ？




うおぉ...華奢だねぇ


ねー？違うおにーさんと、遊ばないぃ？
気持ち良いよ...？』

ふざけたかイカれたか分からない声色で話すたぶん、40代ぐらいの太ったおじさん



首筋に熱い息をはかれる


...キモチワルイ
まとわりついて、身体を触って、握ってやりたい放題のおじさん


殺意が沸く

『ねぇー？
おにぃーさんねぇー
中学生がだぁい好きなぁんだぁ

ボクが、診察してあげるよぉー？』


「俺、高校生だしっ
いい加減、離せよっ」

気味の悪いおじさんを、蹴飛ばす


『あぁぁぁー
おにーさんに歯向かっちゃぁー
駄目なんだよぉー？

そんなぁ悪い子には、
お仕...置きだよぉ？』


何故か靴べらを取り出すおじさん


それをふりかざし、
空を切る


スパァァァンッ


風船が破裂するような音が路地裏に響く


そのアブナイ靴べらを、
俺の腰に優しくあてる



その気味の悪いおじさんがにやりと笑った瞬間、
おじさんが靴べらをふりかざす




当たる＿＿



と、思った瞬間、おじさんの動作は誰かによって制止された





それは





.




.




.





.




だった＿＿＿

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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あずきいろ

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8

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X

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西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

＊麗くんかおにーさんが一言＊

ｵﾆｰｻﾝ『今日も頑張ってね☆』

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