未練、想い【五条悟】

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予定通りの新幹線に乗った。

荷物は最低限スーツケースに入れて持ってきた。
向こうで買えばなんとかなるし……




『はぁ…』




ため息が出る。


1週間しか時間がなかったので京都の職員寮も借りてたアパートもそのまま。

しばらくは東京校の職員寮にお世話になる。



宿儺の監視役って何？暴走したら殺せって死ぬのでは？


嫌なことばかり考えてしまう。


周りは私のことを最強と呼ぶ。
……呼ぶな、最強は2人もいらない。


母校の東京校はすごく楽しかった。先輩も後輩も先生も良くて、もちろん同期の事も好きで。1人を除いては…。




『(はー、もうすぐ着いちゃうな。)』




またため息が出る。





「お久しぶりです。お元気でしたか？」

『伊地知こそ元気だった？疲れて見えるけど。』

「ははは…、荷物お持ちします。」

『いいよ、それぐらい。迎えに来てくれてありがとう。』




東京駅まで後輩が迎えに来てくれた。

かなり老けたようで。


高専までの景色を懐かしく感じながら車に揺られて到着した。




「では荷物は部屋に運んでおきますので先に夜蛾学長のところへ行ってください。」

『ごめんね、ありがとう。』




伊地知はなんて良い子なんだろうか。


学長のいる部屋に着きノックする。




『先生ー、Aです。』




お世話になった元担任。今は学長。




「長旅ご苦労、早速だが本題に。」




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