検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:9,521 hit

中途半端 ページ35

もう、人間界には戻れない…。

「…こんなんじゃ、お姉ちゃんと同じじゃん。」

ボソリ、と呟いた言葉は誰にも届いてはいなかった。


 実は、私が吹花に近づいたのにはひとつの理由がある。
そのことを知ってるのは、私と私のお姉ちゃんだけ。

窓から外を眺めてみる。
それは、人間界とは違う、とても美しい世界だった。

だけど、何かが違う。
いくら美しくても…何かが足りない。

 この世界は神が造り上げた世界だ。
人間界は、人間が造り上げた世界。
 そこに、違和感の正体があるのかは不明だけど。

キラキラと輝く星も今では飾り物にしか見えなくなってきた。
練習に励んでる天使を見ても今では召使いにしか見えてこなかった。

そして、私は悪魔…だ。
だけど、悪魔特有の羽や角ははえてはいない。

それは、なぜなのかは、わからない。
わかることは、私はきっと中途半端な存在だってこと。
悪魔の母から生まれたはずなのに何故か完全な悪魔ではない。
だからといって天使のような存在ではない。
だから、私ははっきりしない中途半端存在なんだよ。

そんな生きがいのない私とそばにいてくれたのは…。

“あいつ”しかいないんだよ…。

お姉ちゃんの言う通りだ。
あいつは…本当に…

理由→←眩い光の向こう側



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.1/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , 悪魔 , 転校生 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みさにゃん - 鈴鹿様。↑さん» 確かにそうですね! 「ふちゃん」ってなんだか言いにくいですね…。 ふーちゃんに変えようかな。 コメント、ありがとうございました! (2018年5月20日 8時) (レス) id: c5bd0dfafa (このIDを非表示/違反報告)
鈴鹿様。↑ - ふちゃんなら、ふーちゃんの方が言いかもね^^ (2018年5月19日 23時) (レス) id: c09967143a (このIDを非表示/違反報告)
みさにゃん - 同じコメントを二回打ってる…;; すいません! (2018年5月19日 21時) (レス) id: c5bd0dfafa (このIDを非表示/違反報告)
みさにゃん - miyu.さん» あわわわわ…!! ありがとうございますっ! 面白いといっていただき、私は今、凄く嬉しいよー! 更新、頑張っていきます! (2018年5月19日 21時) (レス) id: c5bd0dfafa (このIDを非表示/違反報告)
みさにゃん - miyu.さん» あわわわわ…!! ありがとうございますっ! 面白いといっていただき、私は今、凄く嬉しいよー! 更新、頑張っていきます! (2018年5月19日 21時) (レス) id: c5bd0dfafa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みさにゃん | 作成日時:2018年5月7日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。