3-E組の美少女は歌い手！【暗殺教室】【歌い手】

お迎えの時間 ページ26

Asida

キーンコーンカーンコーン

チャイムの音が鳴り響く
あぁ。やっと、これで帰れる！
私はそうして、肩を撫で下ろす
にしても…本当に良かった…

やっと、終わった…
一人さっさと更衣室に移動し、
スマホを、いじる
…？彼方からラインが来てる

空を見上げてる人:Aー

イタズラするぞ！:なんだ。イタズラしてほしいの？

空を見上げてる人:なわけ無いでしょ

イタズラするぞ！:うん知ってた。で、何？

空を見上げてる人:今日迎え、行ったほうがいい？

イタズラするぞ！:お、ええの？んじゃ、よろしく。

空を見上げてる人:ええっていうか…たまたま
近くのコンビニに来てたんだよね。
だから。
すぐ着くから、できるだけ早く来てね。

イタズラするぞ！:わかった！

そう書いて送れば、開いていたスマホを閉じ、
早く帰るために
ラインしながら着替えたので、そのまま廊下に出れる格好…つまり教室に鞄を取りに行った。

教室に行き、鞄を取れば誰からもLINEが、来てないことを確認し、
一足先に、さよなら。と言って教室を飛び出す。

あの坂を降りれば、彼方が待っているのか…
そんな事を考えながら、
なるべく早く、けれど、安全に 坂を降りていく
途中まで、降りたとき、
自分達よりも一回り大きな体。
髪はふわふわしてる、あの人がいた。

『あ、彼方ーー！！』

彼に気づいて手を降れば、
彼も私に気付いてない手を降ってくれる。

先程同様、足元にしっかり気をつけて、
彼方のもとへ行く

『にしても、ちょっと、上がってきたの？』

「ん…？？あ、うんまぁね。
暇だったから」

『ハハッ
急いだつもりなんだけどなぁ』

「いーの。男なんだから、俺が早く居て。」

『な、なんだか彼方が初めてかっこよく見えた…』

「俺はいつでもかっこいいの。」

『自意識過剰あざす』

「はぁ？…まぁ、いいじゃんたまには自分で、自分を褒めたって。
だって、自分で自分を好きになれなかったら、
自分が誰かを好きにもなれないでしょ？」

自分で…自分を好きに…
すごいなぁ…いつでも、前を向いてる。
自分が好きになれないと…他人も好きになれないの？
私にはまだ分からない。

…けど、いつか、いつか、こんな風にキラキラ
輝けるのかな。
なんだか、まるで彼方が遠いや………

「A」

『…？どした？』

「Aは、凄いよ。
とっても輝いてる。
…だから、泣かなくても、良いよ。」

へ…？私…泣いて…

ギュとそっと彼方は私を抱きしめた

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