3-E組の美少女は歌い手！【暗殺教室】【歌い手】

歌い手好き？の時間 ページ24

Asida

昼食も終わり、次の体育のために
着替える。

「Aちゃーーん！」

と私を呼ぶ声。なんだ？と思い振り返ると
そこにはカエデ。

『どうしたの？カエデ。』

「あ、あのさ！」

なんだろう？…分からん……
続けてカエデが口を開く。

「Aちゃんは…"歌い手"って、好き？」

ファッ！？

え…歌い手って…マ·ジ·で？
か、歌手のことだよ！き、きっとそうだよ……
その時、追い打ちをかけるかのようにカエデの言葉…

「私の言うなら歌い手っていうのはね！
歌手じゃないんだよ。動画投稿サイトで
活躍してる人達のことなんだよ！」

あ、アハハハ
な、なんだか一回りして笑えてきちゃった…

…じゃなくて！

「Aちゃんは、好き？歌い手さん。」

これはどう答えれば……

A。うん！好きだよ！

B。当たり前だよー。だって私、歌い手だし！

C。あ、あんまりー

D。誰？んーよく分かんないや

どれだ……

Aはじゃあ！と言って歌い手の話をしているうちにバレてしまうかもしれない…
それに自分を好きって言ってる自意識過剰な人って
思われてしまう…！！

Bはまずバレる事を前提としている…
このクラスはまだ信用できてない人もいる…
この学校にいる事までをSNS等に載せられたら…

Cは…微妙な事がむしろ相手の感情に異変を
与え、
私が歌い手であるとバレるかもしれない…

Dは知らないふりをすると、言うことだが…
これは、バレた時一番嘘ついていたんだね！ と思われやすいものだ………

どれだ………どれだ！

「ねぇ？Aちゃーん！？」

『は、はい！好きですよ！？』

や、やってしまった…

第一、カエデは歌い手が嫌いだからこそ、
この質問をしたのかもしれない。
それを考えたとき、これは好きでも嫌いでも
通用する、Cを選ぶべきだったのでは！？

…あ、死んだ…
来世は何か異能力をもって生まれたいな………

…今までありがとう………

「私も！！」

『へ…？』

「私も！Aちゃんと同じで、歌い手さん、 大好きなんだ！！」

神よおおおぉ！
ありがとう！
ありがとう！

これはかのアインシュタインも、予測しなかったであろう奇跡！！
この私を恵んで下さり、神よ
本当にありがとうございます！

ありがとう！

▶▽◀▷▼◁▶▽◀▷▼◁▶▽◀

「ふぇぇ？Aちゃん！？
大丈夫！？誰かーー！Aちゃんが倒れちゃった！」

『我が…我が生涯に、く、悔いなし…』

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