沖田君は転生してヒーロー目指す2 【銀魂】【ヒロアカ】

ドンマイ、そしてお疲れ心操 ページ20

不意に、話し合い終了のタイマーが鳴り響く


今更チーム変更の時間はない


はぁ、と一つため息をこぼした





「どうした？ため息つくと幸せが逃げるぜ」



「誰のせいだ…」


「まぁいいや。そんな事より騎馬の上お前な。」


「なんでだよ」

「かったりーから」


「……まぁ最初からそのつもりだったしいいけど」









がんばれ心操。


負けるな心操


そして、お疲れ心操。









色々ドンマイな心操であった。









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


騎馬戦のスタートを知らせる合図が鳴り響く


「どうポイントとるのか決めてんのかぃ？」


「たいした作戦じゃないけどな。普通に1000万に気取られてる奴らを狙ってとってく」


「なるほどねぃ。それが一番楽か。気配消すのは得意だから安心しろ」

「ヒーロー志望が言うセリフじゃないよな」


「うっせ」



軽口を叩きながら着々とポイントを取っていく



あ、ちなみに一応説明しておくと総悟達の騎馬戦メンバーは他に尾白と青山がいる


無論心操の個性で目は虚だ


程々離れた距離にいる騎馬達に視線を向ける




「派手にやってるねぃ」


そこには1000万を取ろうと必死になっている連中と、必死になっているデク達のチーム




個々の個性を存分に使っている



いや〜青春だねぃ





「………よかったのか？あんたもヒーロー科ならあれくらい派手にやった方が良かったんじゃねぇの？」



「自分で俺に洗脳かけようとしてた奴が何言ってんでさぁ」


心操はスッと目線を横へ流した



「俺の個性じゃあそこまでまず派手にできねぇよ。バズーカ敵さんにぶっ放す訳にはいかねぇからな」


「ずいぶん物騒だな」



「それに、俺が本気出すのは次のステージからでぃ」





心操の位置からでは見えないが、総悟の表情はそれはそれは"楽しそうな"表情をしていた



が、見えてはいないが心操もだいたい想像がついた



総悟がどのような表情で笑っているのかを……


我ながらやばい男を引っ掛けようとしたものである

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