沖田君は転生してヒーロー目指す2 【銀魂】【ヒロアカ】

使い方次第 ページ19

「例えばオールマイトの個性だって使い方を間違えれば敵(ヴィラン)向きだろ。もっといえば他の奴らだってな。それをどう使うか、結局はそれでぃ。てめぇの個性便利じゃねぇか。混乱してまともな判断できねぇ奴ら操って避難させられるし」



総悟は真選組にいたからこそ、混乱した市民を誘導するのがいかに面倒かをよく知っていた





心操は固まった



今までそんなことを言ってくれる奴なんていなかった

自分の個性を話すと大抵敵(ヴィラン)向きだと言われた


自分の個性ではヒーローは目指せない。


誰もがそう言った





(ヒーロー科はやな奴ばっかと思ってたが……やっぱ違う、か)






何故かお礼が言いたくなって口を開こうとするが、その前に総悟が口を開いた





「それに、嫌がらせの幅も増えるしな」



「………はぁ？」



何言ってんだ？さっきは便利な個性とか言ってただろ


さっきから困惑しっぱなしだ




「特にプライド高い奴に使うのが効果的だねぃ。弱みだっていくらでも作り放題でさぁ。クックック………考えるだけでも愉快だねぃ」




今の総悟の表情を一言、いや一単語で表すとしたら…




Sである



それはそれはわっっるい顔をしている


とてもヒーロー志望とは思えない悪人ズラである。



この世界に転生して、前の世界ほど滅茶苦茶なことが許されるはずもなく(公共の場で好き勝手バズーカぶっ放したり上司のケーキにタバスコ仕込んだり雌豚を調教したりなどetc)少し、いやはたから見れば少しではないかもしれないが、



一応チンピラではあるが元お巡り



流石に自分の都合であまり好き勝手暴れられない(とミツバに注意されて)前よりSは薄く？なった




でもやはりSはS。


サドはサドである


たまーに？こうして隠しきれないSオーラが出てきてしまう


もしもミツバがいなければ総悟のサドっぷりはこれでは済まなかっただろう


つまりは根っからのシスコンである


ミツバの言うことだけは素直に聞くのであった




いまだにブツブツと"総悟なりの洗脳の使い方"について呟いている


ちょっとここに書ける内容ではなかった



(主にプライドの高い勝己とおなじみの土方が犠牲になっていた)



それを見ていた心操は心の中で前言撤回した








(やっぱりヒーロー科はろくな奴いないな……)

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