Story 41 ページ41
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情けなく、漏れだした声。
混乱、動揺。
全然雄登くんの気持ちに気付かなかった。
……というか、優斗先生以外本当に何も見えてなかった。
きっと、それで雄登くんのことめちゃくちゃ、傷付けた。
『その、……全然、気付かなくて、』
ごめん、って言おうとしたのを遮られる。
「大丈夫、龍我も気付かなかったんだよ。俺ってわかりにくいのかな……、それとも佐藤家が鈍感なの？」
『…どうだろ』
雄登くんの表情が柔らかくなって、私の緊張もちょっとだけ解ける。
いやでも、返事、しないとだよね？
「返事、聞いてもいい？」
『……その、ごめんなさい、す、好きな人がいて』
「……返事ありがとね。Aの好きな人……、優斗先生、だよね？」
『……うん、』
やっぱりかー！とぐっと身体を大きく反って、椅子にもたれ掛かる。
分かってたけど、ちょっと悔しいね、と力なく笑った。
『雄登くん、』
「これからもさ、友達として仲良くしてくれる？」
『…うん、もちろん』
好意を無下にしてしまうのは苦しいけど、雄登くんはもっと辛いだろう。
見つめて見ても、交わらない視線。
「じゃ、来てくれてありがとね、…ここで放っちゃって悪いけど、龍我連れてくるから！」
早口でそう言って、走り去っていく雄登くん。
どんどん遠ざかっていく背中。
いつの間にか止まっていた、息をやっと吐いて。
「お姉ちゃん！」
龍我ちゃんの顔を見て、やっと身体が動いた。
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六ノ神(プロフ) - うわぁぁぁ！！！めっちゃ最高でした！これからも頑張って下さい！！！ (2019年4月8日 14時) (
レス) id: b1e03a8962 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - 廉しょり@爆発物処理班さん» ありがとうございます……！全然気づかなかったです（笑）ご報告ありがとうございます！直します……！ (2019年4月6日 21時) (レス) id: d4006318a9 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - moeさん» ありがとうございます！話の繋がり的に龍我くんの先生は既にさくまくんがGETしてるので難しそうです、、ごめんなさい、、 (2019年4月6日 21時) (レス) id: d4006318a9 (このIDを非表示/違反報告)
廉しょり@爆発物処理班 - 完結おめでとうございます。そして、お疲れ様でした！ただ…おでこが、おこでになっちゃってます。これからも応援しています、頑張ってください！ (2019年4月6日 14時) (レス) id: 0a53d9968d (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - ５番ブースの恋から読んでいました。前作、今作共にとても面白かったです！もし次回作があるなら、龍我くんをお願いします……(小声) (2019年4月5日 15時) (レス) id: 38913bce1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年3月25日 8時
