Story 36 ページ36
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俺って、好きな女の子の困った顔、好きみたい。
100点……と呟くAが可愛くて、面白くて仕方がない。
実際、100点なんて簡単に取れるものじゃない。(ちなみに那須は毎回数学100点の答案を涼しい顔で持ってくる)
全然手が進まないAに、一口ちょーだい、なんて追い打ちをかけるようなことを言った。
『へ、…あ、どうぞ』
「食べさせてくれないの?」
『た、食べさせる?!』
既に爆発しそうな、A。
見てて飽きない。
「ほら、あーん、てして?」
『や、無理です』
「そんなんじゃ、100点とっても付き合ってけないよ?」
小さな脅しに、意を決したようにパスタを巻き始める。
動揺してるせいか、それ巻きすぎじゃね?ってくらいのサイズ感に。
『あ、あーん』
「んっ、ぐ!」
俺そんな口でかくねえよ!ってツッコミたくなったけど、Aなりに頑張ったのだろう。
あーん♡(ハートは幻聴)をした後、恥ずかしそうに俯いてわなわなと震えている。
「Aもハンバーグ食べるー?」
『大丈夫です……!』
そんなに必死になって、否定しなくても。
俺が口をつけたフォークをどうするべきか、考えこんでまた手が止まってるし。
「間接キスだね?」
『せんせ、……優斗のばか!』
きっと、いや、絶対、Aと付き合ったら楽しいんだろうなぁ、と早くも考えてしまう。
さて、どうやって100点取ってもらおうか。
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六ノ神(プロフ) - うわぁぁぁ!!!めっちゃ最高でした!これからも頑張って下さい!!! (2019年4月8日 14時) (レス) id: b1e03a8962 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - 廉しょり@爆発物処理班さん» ありがとうございます……!全然気づかなかったです(笑)ご報告ありがとうございます!直します……! (2019年4月6日 21時) (レス) id: d4006318a9 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - moeさん» ありがとうございます!話の繋がり的に龍我くんの先生は既にさくまくんがGETしてるので難しそうです、、ごめんなさい、、 (2019年4月6日 21時) (レス) id: d4006318a9 (このIDを非表示/違反報告)
廉しょり@爆発物処理班 - 完結おめでとうございます。そして、お疲れ様でした!ただ…おでこが、おこでになっちゃってます。これからも応援しています、頑張ってください! (2019年4月6日 14時) (レス) id: 0a53d9968d (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - 5番ブースの恋から読んでいました。前作、今作共にとても面白かったです!もし次回作があるなら、龍我くんをお願いします……(小声) (2019年4月5日 15時) (レス) id: 38913bce1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時:2019年3月25日 8時