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▽俺、王子様やりたい！ ページ2
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意地悪な継母と義理の姉のせいで
いつも古びた洋服を着て
掃除や洗濯に追われるシンデレラ。
「シンデレラ。きちんと留守番をしているのよ。
私たちがいないからと言って
掃除の手を抜いてはいけませんからね」
今夜はお城で妃選びの舞踏会があるのだとか。
綺麗なドレスを身に纏い
笑顔で出かける継母と義姉を見送りながら
そっと呟きます。
「私も舞踏会に行きたかったわ……」
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その願いが届いたのでしょうか。
「私が魔法をかけてあげよう、シンデレラ」
突然現れた魔法使いは杖を私に向け
呪文を唱えます。
「ちちんぷいぷい
シンデレラを素敵なお姫様にしておやり」
すると、どうでしょう。
魔法使いの魔法により
シンデレラは素敵なお姫様に変身しました。
純白のドレスと輝くガラスの靴。
お化粧も、髪型も、まるで本物のお姫様。
「なんて綺麗なの！ 夢みたい！」
シンデレラは喜んで、舞踏会に向かいます。
そんな幸せそうなシンデレラに
魔法使いから忠告が1つ。
.
「シンデレラ、よくお聞き。
お前の魔法は深夜0時には解けてしまうんだ。
だから、0時までに帰ってくるんだよ」
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作者名：めもり | 作成日時：2021年11月21日 21時
