二章 ページ10
-You side-
何か、金属の割れる音と
腹を探られるような不快な感覚に目を覚ます。
そこには、十何人の男たちが立っている。
…、あれ?
私は、親が戦争で死んで一人になって途方に暮れていたところ
凄く魔力を持った人が現れて、
眠らされて…なんかすごい魔力を注がれたと思ったら殺されたんだっけ?
それで転生したのか…。
なぜ、この目の前の男たちは私を見て震えているの?
ハッ!?
人間じゃない。
この人たち、
髪の毛や目が多種多様だけど
日本語、通じるかなぁ…。
『がう、がううぅぅぅ…!?(こんに、ってええええ!?)』
こんにちは、って言えない。
もしかしてこの身体、ドラゴン!?
『がううううう、ッ、ガホッ…ケフォ、…ケホッ……ッ…。』
むせて、火の玉を吐いてしまった。
って火の玉!?
このドラゴン、魔法が使えるのか。
ん?そういえばこの人達は誰なんだ?
お、なんかステータスが出てきた。
ほうほう、グルッペンに、トントン、ひとらんらんね…。
色々な国籍の人がいるんだなぁ…。
自分のステータスは、っと………。
え、チートじゃん。
加護:神の御加護、妖精の加護、魔獣の加護、精霊の加護、魔王の御加護、鬼人の加護、
火炎の加護、聖水の加護、樹木の加護、氷結の加護、大地の加護、風雅の加護、
光輝の加護、暗黒の加護、鉄鋼の加護、創造の加護、威光の加護、希望の加護、
位置の加護、魔物の加護、跳躍の加護、精製の加護、浄化の加護、能力の加護、
読心の加護、聴覚の加護、迅雷の加護、女神の加護、悪魔の加護、持久の加護、
言語の加護、透明の加護、俊敏の加護、強者の加護、想像の加護 etc...
いや、多すぎ。
こんなにあっても使いきれないよ。
ってか、位置の加護ってなに?
あと、精霊と妖精の違いって何?
凄いな…。
私はリーダー格と思われる金髪赤目の目を見る。
(こんにちは。)
話しかけれた。なんか、聴覚の加護ってあった気がする。
これかな?
初めは驚いた顔をしたがこっちを見つめ返す彼。
gr(こんにちは。私はグルッペン・フューラーという。)
(はい、存じ上げております。)
gr(ずいぶんと、見た目に反して社交的で賢いドラゴンだな)
(お褒めの言葉として受け取っておきます。)
gr(突然だが、我々にその強大な力を貸してはくれないだろうか。)
(ゑ?)
この言葉の無い会話に、一つの疑問が生まれたのだった。
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えもんが - 初コメ失礼します!応援してます!投稿も頑張ってください! (2023年3月19日 15時) (レス) id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します!応援してます!投稿も頑張ってください! (2023年2月25日 16時) (レス) @page47 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まこち(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️続きが凄く気になります!!更新待ってます!! (2022年1月18日 20時) (レス) id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
めぃうゆ - コメ失礼します!とても好きです!今まであまり見てこなかった内容なので、とても楽しく読めました!無理せず更新頑張ってください!!応援してます! (2021年11月27日 20時) (レス) id: 76ee8eba35 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - いや、ほんま、、、、。もう、ほんま、、、、、、。最高屋あああああああああああああああああああああああああああああ (2021年11月13日 22時) (レス) @page43 id: 315f44b475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 | 作成日時:2021年9月21日 19時