二章 ページ35
-You side-
……ここは？
ベットの上
ここは医務室かな？
いや、一面真っ白な世界だ
もしや地上ではないのか？あれ？死んだ？
取り敢えずベッドからでる
…！目の前に今まで感じたこと無い気配
サッと距離を取る
そこには自分がいた
もう一人の自分
黒く短い髪、黄色い瞳、純白の尻尾、白い肌、細い手足
知らない容姿
でも本能で私だと思えた
「何のつもり？」
もう一人の私は酷く冷たい声で問うてくる
『な、何がっ？』
驚きに緊張を隠せない私
「人間の味方なんかして
あなたは魔獣よ
人間という足枷はいらないわ
会話なんてせずに、魔獣らしく生きることがいいんじゃない？」
ごもっともである
でも…
『せっかく見つけた居場所だよ
良い人たちだし、良い国だから守りたいの。』
あくまでも、自分と同じ考えを持つ者に語り掛けるように話す。
でも、彼女は私とは相容れぬ考えの持ち主だった。
「あなたは�猖盻叩蹐茵�
あなたの思考がどうだろうと関係ない。
あなたは、恐れられる存在であり
恐怖、残忍、暴虐の象徴。
そんな存在が世界を救おうだなんて、思いあがるんじゃないわよ。」
冷淡に返されてしまった。
そんな…。
恐怖、残忍、暴虐の象徴だなんて。
ヒーローにあってはならない概念
ふと、たくさんの映像が流れ込んでくる
学校で遊んでいた子供たちが、魔獣に食べられていく光景
公園で女の子が見つけた小さなウサギが、女の子を頭から食べる光景
警察署に乗り込んできた巨大魔獣が警察員を一人残らず平らげる光景
人々はその�猖盻叩蹐鮓�た瞬間に悲鳴を上げ、逃げ惑った
でも圧倒的な魔法と力にねじ伏せられ、殺されてしまった
本当に怖いものだ
どんなに強くても、一人の人間として
初めて『怖い』と思った。
気が付くと、もう一人の自分はどこかに消えていた
またもや睡魔が襲ってきて、眠ってしまった。
.
,
,
,
『はっ……！』
ここは、医務室のベット。
ベットの横に、私の手を握りしめているひとらんらんさん。
あ、そうか！
私はオークションが行われた会場で倒れたんだ！
……、白尾国の人達大丈夫かな？
握られていない方の手で
カーテンを勢いよく開ける。
sp「!?お、起きた！」
rbr「え！マジ!?」
em「お、おおおお、おはようございます!!!」
『白尾国の人達は？』
em「ええっ!?」
gr「なっはっは！もう元気だゾ
君は一週間寝てたんだ。もう少し自分を気遣えw」
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えもんが - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年3月19日 15時) (
レス) id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月25日 16時) (レス) @page47 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まこち(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️続きが凄く気になります!!更新待ってます!! (2022年1月18日 20時) (レス) id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
めぃうゆ - コメ失礼します！とても好きです！今まであまり見てこなかった内容なので、とても楽しく読めました！無理せず更新頑張ってください！！応援してます！ (2021年11月27日 20時) (レス) id: 76ee8eba35 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - いや、ほんま、、、、。もう、ほんま、、、、、、。最高屋あああああああああああああああああああああああああああああ (2021年11月13日 22時) (レス) @page43 id: 315f44b475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2021年9月21日 19時
