【d!】転生したら、最強の使い魔でした。【軍パロ】

二章 ページ34

-You side-

やっとだ。
やっと私の出番だ…！

グルッペンからの許可が下りた。
これまで練習してきた魔法！

ドラゴンに変身！
そしてグルッペン、オスマン、ひとらんらん、ゾム、白尾国一行に魔法をかける。
【これ】に取り込まれないようにね


さあッ…!!!

It's show time!


しんと静まった会場に、ドラゴンの私を中心として描かれた禍々しく巨大な魔方陣が出現する。

zm「これ、召喚の時にエミさんが書いてたやつやん！」
ht「ほ、ホントだ！一緒だっ！」

『恐れおののくがいい!!
　最強で至高なるドラゴン様に焼かれるのだ…！
　有難く思って死ねっっっ!!!』

【喰種世界】


魔方陣が紫色に鈍く光る
そこに、何千といる人達が沈んでいく。

底なし沼となっているのだ。
何をしようが、どんな魔法を使おうが、魔方陣にゆっくり吸い込まれていく。

『ちょっと可哀想に思うけど、
　まあ君たちに苦しめられた人もたくさんいるだろうし
　その人達からの復讐って事で、受け取っといてね〜！』

不謹慎かな。
なんか元気になったんだけど。

司会「キミはッ…、誰…ッ？」

沈みかけの司会が問いかけてくる。
殆どの人が沈んだのに、しぶといな。

『ただの最強のドラゴンです♪』

なんか、元気１００％なんですけど。
アソパソマソなんですけど。
不謹慎すぎない？私が沈めてってるのにさ。

じきに仮面司会も沈んでしまい、会場に残ったのは
我々国一行と、白尾国一行となってしまった。

人型に戻り、
沼を消し去り、
味方にかけた魔法を解く。


そこで、唐突にもの凄い睡魔が襲ってきた。
私は抵抗する暇もなく、寂しくなった会場の真ん中で倒れてしまった。

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