【d!】転生したら、最強の使い魔でした。【軍パロ】

二章 ページ32

-os side-

今からオークションが始まる。

周りを見るとごろつきばかり。
そこらへんの８９３や、裏商売の専門がいる。

そら警察に入られたら終わりやろうね
セキリュティが無駄に堅かったわけよ。

すると、中々に質の良い服をまとい仮面を付けた人が現れた。

ステージ裏に物凄い数の気配を感じる。
スタッフと商品のものだろう。

…結構儲かっているらしい。


司会「皆様ようこそ御越し頂きました！
　 今回は目玉商品が続々！怪しげな者はおりません！

　 存分にお買い物をお楽しみください！


　 初めてご利用される方、商品が気に入りましたら
　 お好きな値段を叫んでください。
　 それ以上の値段が付きませんでしたらステージ裏に御越し頂けますと
　 商品をお受け取りいただけます。よいお買い物を!!!」


といって司会は舞台袖に消えていった

今のは商品の内の一人だったらしい
ちゃんと言わないと仲間が死ぬ、とでも脅されたのだろうか
中々の徹底ぶり
どんだけ正体バレたくないねん


そこから順調にオークションは進められていった

貴重な鉱石
新種の蝶
珍しい魔獣
高いバッグ
巨大なキノコ
死亡トラップ
鋭い刃物

様々な物が買われていった。
なんでも金にしたかったのだろう。
ゴミから本物、ピンからキリまであったがどれでも買い手がおり
一億や二億が簡単に飛んでいく。

お目御手の総統たちはまだかと思ったが、
なぜか、急に周りの人がうずうずし始めた。まさか…

司会「はーい！
　 皆さんお待ちかね。
　 「人身売買」のお時間です!!!」

会場が沸く。
そうか、これを楽しみにいるのか。

司会「ストレス発散、性〇理、実験台など、どんな事にもお使い頂いて結構です！
　 是非、是非、お買い求め下さい！！！！！」


酷いものだ。
こんなことに人が手を染めるとは。

隣のグルッペンは下を向いている。
国を治めるものとして許せなかったのだろう。

司会「一人目の商品です！」

小さな少女が檻に入れられて連れて来られた。
舞台裏の気配を感じ取るに、段々と質の良い商品が出てくるらしい。

だから最初の人は買い手が付かないようだ。

だから…

司会「いませんね…。
　 これを楽しみにしている人もいるでしょう！断頭台カモン！」

ギロチンが出てきた。
そこに少女は組み伏せられて…。


カン


木と金属のぶつかる音。
少女は死んだ。

司会「さぁ！次の商品に参りましょう！」

司会は笑っているが、悲しい目をしていた。

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