嫉妬大好き彼氏とのすくーるらいふ。～2nd～ Kouta Yabu. (ページ3)

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中を開けてみると

"死ね"と書かれていた

慧「なにこれ、ひど……」

光「それだけじゃないよ、これも」

光が手に持っている2つのくしゃくしゃになった紙。その2つも同じことが書かれていた。

「これ……この前も入ってた」

慧「どゆこと？」

「この前Aと一緒に帰ったときAが持ってた」

ゴミ箱じゃないのにね、って笑った記憶がある。

光「それっていつぐらい？」

「確か1週間ぐらい前………あっ」

Aが学校に来なくなって1週間………
もしかして、コレが原因なんじゃ……

光「誰がこんなことすんだよ」

慧「悪質すぎる」

Aを守ってやれなかった。

俺、あの時一緒にいたのに。
なんであの時、あの紙を見ようとしなかった？

あのときそうしていたら、Aがこんな目にあわなかったのに………

俺はとにかく自分を責めた。

光「とにかく、犯人を探そう」

慧「大ちゃんたちにも連絡して手分けして探そう」

光「そうしよう。おい、ぽけっとしてる場合じゃないぞ」

バシッと背中を叩かれて我に返った。

光「お前がへこたれてどうすんだよ、しっかりしろよ」

「わ、悪い」