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有頂天探偵社 ページ9

翌日




敦くんはあの後無事に戻り、現在は社員寮で休んでいるそう。




そして……




「……」



35人殺しの少女まで連れ帰るとは……




ちらり。





私は少女____泉鏡花の方を見る




「……」




彼女は黙ったまま。




……着せ替えショーしたい……





ちらり



見ると乱歩さんが彼女に話しかけていた




「あ!そういえば練ると色が変わるお菓子知ってる?」


「……知らない。」


「えー!人生8割、いや10割損してるね!え〜っと。香里さーん、此処にあったお菓子どこ〜?」


『昨日乱歩さんが持って帰ったんじゃないですか?買ってきます?』


「いや!家に置いてあるから大丈夫!じゃ、一寸行ってくる!」


『はーい、いってらっしゃい』



ちらり。



__________

___________






『次はメイド服よ!谷崎くん!』



「ハイハイ」パシャリ





谷崎くんは空返事をしながらガラケーのシャッターを押す




『はいっ!次のメイド服。……簡単に着せよっか。』




私は鏡花ちゃんを別室に連れていき、先ほどまで着ていた芥子色の着物を脱がせ、黒と白のフリフリワンピースを着せ、白いエプロンとリボンを、そして頭にカチューシャを乗せ先ほどの部屋に戻る



『できました!』



「おぉ〜!」


「似合ってるじゃないかい。少し裾を直してやろう。そこの椅子に乗りな。」


「お〜〜」



パシャリ。




谷崎くんがまたシャッター釦を押す。




「ちょっとくるっと回ってみて!_____」



「何やってんですか。」





おや、保護者(敦くん)が来たか。

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作者名:ペネロッペ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Mayakaahah/  
作成日時:2022年10月5日 11時

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