武装探偵社の有能事務員さん【文スト】 (ページ26)

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頭は間違うことがあってもページ26

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「それで此処は＿＿＿＿＿＿＿＿」

『そうですね、こっちより効率的だと思います。』

国木田さんと本当だったら通常業務になっていた仕事について話していたその時、私は気づいてしまった。

国木田さんの頸に“手形”の紋様が現れたことに。

『国木田さん、其れは……？』

「？何の事だ」

『……ですから、頸の＿＿＿＿＿……太宰さんに、訊いてみたらどうですか？』

「嗚呼、そうしよう。」

国木田さんは太宰さんの居る屋上に上がっていった

あれは……“Q”の異能か………

屋上から戻ってきた国木田さんは其の儘椅子に座らせられ、鎖で巻かれた。

「香里は危ないかもしれないから離れときな。」

晶子さんに云われ、私は素直に下がる

「〜〜〜〜！！」
「貴女の命を何よりも……！！」

“Q”の異能が発動したのか恥ずかしい言葉を惜し気もなく叫ぶ国木田さん。

「あ、じゃあ私は中座させて貰うね」

え、太宰さん……！？

何故か探偵社を出て行く太宰さん

外を見ると沢山の人が国木田さんと同じように目から血を垂れ流し乍ら徘徊したりモノを壊している。

賢治くんと仲の良かった“中野のお姉さん”や“志登のお兄さん”なんかは大丈夫なのだろうか

国木田さんの正気を失った声を聞きながら先程出ていった太宰さんや敦くんの無事を祈る＿＿＿