ジョンハンside ページ32
「相変わらず、万人の女性がお好きなんですね」
ナヒは完璧な笑顔で、僕に皮肉を言う。
「そう怒らないでよ。僕だって、誰でもいいわけじゃない。ちゃんと付き合う女性は選んでる」
僕としたことが。他の女性とデートに来ていて、他の女を見てるなんて、失礼なことをした。
「あの子より、君の方が綺麗だし、優しいし、おしとやかだし、頭もいい」
地位や権力もある。僕の隣にいて相応しい女性はナヒのはずなのに。
「…そうですよね。ジョンハンさんが、テーブルマナーも分からないような下品な女性を好きになるわけないですよね」
「私の方こそ失礼でした」とナヒは嬉しそうに謝った。
それは、きっと正論だった。
なのに、どうしてだろうね。
「あの子は君とは違って、普通の女の子なんだ。テーブルマナーなんて、知るわけないだろ？」
どうして、Aを見下されて、こんなにもイライラするんだろう。
「ジョンハンさん…?」
「なのに、君は彼女を当然のように下品だと笑った。
そんな君とは、僕、付き合えないよ」
僕は、ナイフを置いて席を立った。
「あの、ジョンハンさん…?まだ、食べてる途中です…」
「気分が悪いから、今日は帰るよ」
「ちょっと待って下さいジョンハンさん…！これからの予定はどうするんですか？」
「君、気分の悪い僕を連れ回す気？どこまで、自分勝手なの？」
分かってる、自分勝手なのは自分の方。
なのに、イライラが収まらないんだ。
僕がAを見下すのはいいけど、他の女に言われると腹が立つ。
「もう、君とは付き合えない。君も、食事中に席を立つようなマナーの悪い下品な男は嫌だろう？さようなら」
「待って…ジョンハンさんっ！私、そんなつもりじゃっ……」
そんな、彼女を無視して僕は帰った。
ナヒ、結構気に入ってたんだけど、残念だ。
なんて思わないくらい、彼女には未練も何もない。
あんな女、僕には死ぬほどいるからね。
だからこそ、気に入らないのかもしれない。
僕に従順ではない、Aが。
「A？僕だけど」
イライラしすぎて次の日では待てず、勝手に入手したAの番号に電話をかけた。
「今日のこと、一体どういうことか説明してくれない？」
僕を好きでありながら、他の男と出かけるような彼女の心理が理解できないんだ。
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みゅん(プロフ) - 初めましてこの作品以前読ませていただいて個人的に好きなお話なのですが他に似ている作品を見つけてしまって、更新のお日にち的にsenaさんの方が先に最終更新の日付が先なので盗作されていると思われます、気になりメッセージさせて頂きました(՞ . .՞) (9月23日 4時) (
レス) id: d85270c870 (このIDを非表示/違反報告)
sena - たいようさん» ありがとうございます。返信遅くなってすみません。ありがとうございます！ (7月3日 19時) (レス) id: dd57b3371e (このIDを非表示/違反報告)
たいよう - この歪み具合もそうですし、ハニもジスもスゴイですね…wもうホントに最高です！ (2019年3月4日 1時) (レス) id: d9266f7dd0 (このIDを非表示/違反報告)
sena - あさん» ハニにギュウってなる場面あったかな(笑)これからはキュンキュンをお届けしていきますね！ありがとうございます！ (2019年2月28日 14時) (レス) id: 4583b66313 (このIDを非表示/違反報告)
sena - たいようさん» 更新遅くなりごめんなさい！応援ありがとうございます！がんばります！ (2019年2月28日 3時) (レス) id: 4583b66313 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sena | 作成日時：2019年2月13日 2時
