himeyuri. 2 (ページ1)

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Aさんのオーディションから加入前のお話が続きます
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私と彼が出会ったのはPRODUCE X 101 だった

私は当時韓国に来たばかりで韓国語もほとんど話せなかったため一緒に日本からオーディションを受けたシノオンニとの会話ばかりだった

オーディションが始まってすぐに行われたクラス評価で同じBクラスになったのはイェリオンニとシノオンニと私。女子は3人だけだった

元々女子校出身というのもあって男子練習生とは目も合わせられなければ話もしなかった。

そんな私に声をかけたきた人が一人だけいる

？「ねえねえAちゃんだよね？」

「おれ、スンヨン！チョスンヨン！よろしく」

とバカでかい声で顔いっぱいに笑みを浮かべて話しかけてきた彼こそ

わたしの〖好きな人〗

スンヨンさんのことは知らなかった訳では無い。日本にいる時から歌も聴いていた
でもMVで見る彼とは真反対で最初は誰かとビックリしたものだ

こんなに明るい人だったんだ……

「あ、Aです、よろしくお願いします、」

控えめに差し出された手を握るとそれを見てさらにニコッと笑いそのまま私の腕をブンブンと振った

SY「かわいい～～！！！」

彼の大きい声でクラス中の視線が突き刺さってこわい

相変わらず手を握っているスンヨンさんに

「あの、そろそろ離して貰えませんか」

と言うとおお、ごめんねとすんなり離してくれた

SY「おれ、話してみたかったんだよAちゃんと」

「そうなんですか？ありがとう、ございます」

SY「ふはは、(笑) ほんとにかわいい同じクラスだしAクラス目指して一緒に頑張ろうね！」

「あ、はいこちらこそ、です」

私がそう言うと満足そうに微笑んで

SY「ハイタッチしよ！」

「え？、」

SY「いいからいいから！！これから頑張ろうのハイタッチ！！」

「ハイタッチ～！！」と元気よくハイタッチをして他の練習生の所へ走っていた彼

……ほんとに明るいな、、

私とは真逆の世界の人だ

と今思えば、私はスンヨンさんの

この元気よさにいつも助けられていた

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