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fukumoto side
「えっと…大晴…？」
暫くの沈黙
そりゃ困るよな
別にAが誰が好きとかそんなん思ってないことなんてわかってんねん
ただ、ただ…
あの時のAの顔が忘れられへん
あの歌詞を少し愛おしそうに綴ってた顔が
でも、その後に悲しそうにしてた顔が
頭から離れへんねん
今だってメンバーのこと一人ひとりを思い出して楽しそうに笑った顔
見てて胸が苦しくなった
「……い…た…せい」
「あっ、何？」
「何？じゃないよ
本当に急にどうしたの？
なんか悩んでる？」
「いや、悩んではないねんけど…」
「けど？」
「あぁ〜…ほんまになんでもないねん」
「そっか…
えっと、さっきの質問だけど」
そうや、勢い任せについ言うてしもうたやつ
「その質も「いないよ」
随分はっきりと言うてきたな
なんかメンバーみんなごめん
勝手に振られたみたいになってもうたわ
「わかっとんねんそんなこと」
「え！？じゃあなんで聞いたの？」
「からかってみてん笑」
「えぇ〜？笑
なんだ〜ガチじゃなかったか笑
本当にびっくりしたんだから！」
「ごめんて笑」
「笑い事じゃないよ！
すごく剣幕な感じで聞いてくるもんだから
これで変な答え出して気まずくなったら
どうしようとか思ってたんだから！」
「ん、ほんまにごめん」
「いーよ」
「あ、もう夕飯の時間やん」
「本当だ、早いな
今日本当に楽しかった！
大晴ありがとう」
「なんやねん急に照れるやん」
「いつも思ってることだよ
大晴が一緒にいるといつも楽しくて
時間なんてあっという間に過ぎちゃう」
と俺の目を見て優しく微笑みかけてくる
そういうとこ本当にずるいねん
「今日素直すぎちゃう？」
俺の顔が見えないように
Aの前髪をぐしゃぐしゃにしてやった
「あっちょっと！崩れるんですけど！
そんな人には今日の夕飯作ってあげない」
「うそやん！作ってもらう気満々やったのに」
「あはは、焦ってる
うそだよ、時間無くなっちゃうから
早く買って帰ろ？」
「おん、今日ハンバーグがええ」
「ハンバーグか〜久しぶりだな」
と、スーパーへゆっくりと歩いて向かう
なんか新婚夫婦みたいだね
なんて言う君はいつも1枚上手
だから今日くらいは
「俺が全部荷物持つから」
俺が少しくらい上手でいさせてくれ
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ちぃなん(プロフ) - ちーちゃんさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お嬢さん呼び何気好きなんですよ分かっていただけて嬉しいです。ありがとうございます！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: fdda58a86e (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん(プロフ) - 正門って絶対お嬢さんって言いますよね分かります脳内再生余裕でしたありがとうございます。 (2020年5月27日 20時) (レス) id: d8fec38979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃなん | 作成日時：2020年5月24日 18時
