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side淳太


あれから部屋に入ったはいいが一向に俺の顔を見ようとはしない崇裕。ずっと家から持ってきたのか紫色のタオルケットに顔をうずめて丸まっている。

そこへちょうど洗濯物を干し終わった照史が部屋に入ってきた。



照「淳太くん終わったでー...あれ、さっきの子やん。淳太くんの友達??え、どーしたん体調悪いん??」



空になった洗濯カゴ片手に混乱する照史。



淳「いや、友達やなくて弟やで(笑)こいつ
多分ちょっと障害があるんやけど俺の事忘れとるんか知らん人やと思って軽くパニックになっとるんやと思うわ」




照「そーだったんや.....あ、てことはさっきの人淳太くんのお母さんなん?」



まあそう聞かれるわな...



淳「まあな...あいつ、俺だけやなくて崇裕のことも捨てやがったわ...」




照「え、...じゃ、じゃあその子今日からうちに住むん...?」





淳「うん。ごめんな、急で。俺もこいつの扱いまだようわかってへんから結構大変になるかもしらんけど。もし嫌やったら俺たち...「嫌やないよ!」




照「嫌やないよ。嫌なわけないやん。家族が一人増えたんやで!逆に嬉しいことやんか!な、その子名前なんやったっけ??」






淳「照史.....ありがとう...。崇裕やで。仲良くしてやってくれへんかな?」




照「当たり前やん!!よろしくやで!崇裕!!」






ほんまに照史が優しい子でよかった。




その時、崇裕が顔を少し上げて俺たちを交互に見た。
俺と目が合うとぱちぱちと瞬きを繰り返しこちらに手を伸ばしてくる。
その手をきゅっと掴んでやると嬉しそうな顔をしてこう言った。





崇「.....じゅん、たっ!!」

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orange72019(プロフ) - このお話むっちゃ好きです!!!!!これからも更新頑張ってください!!!!!!!!!! (2020年5月23日 1時) (レス) id: cdf058685f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひよこ | 作成日時:2019年9月22日 23時

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