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side淳太



心配や...。


何がかって言うともう全てが。



神山くんが照史の友達といえど、初対面の高校生にあの弟を任せるのは正解だったんだろうか。

いや、ちゃうで。神山くんのことを全然信用してないとか、そういうことやないねん。


しかも仮に神山くんがスーパーウルトラミラクルいい子で崇裕の全てを受け入れてくれているとしても、崇裕がいい子にしているんだろうか。とそっちも気になってしまう。


やっぱ店休みにした方が良かったんかな...。

けどバイトの2人も家庭的に色々大変やからな...。


やっぱ一旦家に戻らせてもらおうか...。




『...ゅんたー。じゅんたー...じゅんた!』



淳「うぉいっ!!びっくりしたあ...。なんや望」


望「なんややないねん!さっきから何回呼んどると思ってんねん!」


どうやら家の事で頭がいっぱいになっていて望の声に気づかなかったようだ。


望「淳太さっきからぼーっとしてるから心配してんの!家、帰りたいんやろ?」


やっぱり望にはバレてたか...(笑)


淳「ほんのちょっとだけ...家に戻らせてください(笑)」


望「ええよ別に。気が済むままで家におりぃや。実は照史から話聞いててん(笑)弟が心配なんやろ?」


淳「ほんまあいついらんことばっかいいよって...」


望「店のことは俺と流星に任せてや」


流「ん?呼んだぁ?」


望「いや、呼んでへん。じゃあ淳太行ってきや。閉店までには帰ってきてなー?」


淳「ほんまありがとうな。じゃあ2人とも頼んだわ!」



ほんまに気が利く優しいバイトやわ。


照史にも後でお礼言っとかんとあかんな。



制服を脱いでロッカーにしまい、急いで店を出る。


ドアを出る時、望の「いってらっしゃーい」と送り出してくれる声と流星の「うわあっ!」という声の後にガラガラガッシャーン!というすごい音が聞こえた。


ああ...。また流星なんかひっくり返したな...。



と店に戻った時に「淳太ごめん...またやってもた(笑)」なんて今月何度目になるかわからない笑いながら謝る流星の声が脳内で再生されたが、それよりも今は家のことが心配だったので俺は足を止めることなく店のすぐ裏にある家へと向かった。

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orange72019(プロフ) - このお話むっちゃ好きです!!!!!これからも更新頑張ってください!!!!!!!!!! (2020年5月23日 1時) (レス) id: cdf058685f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひよこ | 作成日時:2019年9月22日 23時

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