引退？�� ページ20
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大吾side
あれから、時間が経って
俺とAは高校2年生になった。
Aは、今年ドラマに
まだ1本しか出ていない。
やから、ネットで....
｢大倉の妹、ついにオワコン？(笑)｣
｢NYCなくなったの大倉のせいじゃない？｣
｢実家継ぐために、マジで辞めたんじゃない？｣
｢やっぱり、女にジャニーズは無理だったんじゃない？｣
などと、色んなことを書かれていた。
素直じゃないからAの連絡を
すべてスルーして1年経つ。
やから、Aが今どうしているか。
なにを考えているか。分からんのよな。
なんて、考えていたら
俺の電話が鳴り響いた。
大｢もしもし？｣
倉｢もしもし、大吾？｣
大｢大倉くん？！お疲れ様です。｣
倉｢元気にしてる？｣
大｢おかげさまで！｣
倉｢あのさ、大吾。
お願いがあるねん。｣
大｢なんですか？｣
倉｢Aが、今 メンタル参ってて....｣
大｢俺には、関係ないです....｣
倉｢ほんまは、めっちゃ大吾に会いたいんやと思う｣
大｢Aは、いつも俺に
なにも教えてくれないんで....｣
倉｢大吾のことが、好きやから
巻き込みたくなかったんやって。｣
大｢....｣
倉｢それに、週刊誌のことは
事務所から大吾に話したらアカンし
しばらく距離を置きなさい
って、A言われてたんよ。｣
大｢え？｣
倉｢大吾がなにわ皇子してて人気もあるから
大吾のためやからって....
Aは、なんも大吾に言わへんた。｣
大｢大倉くん、俺....｣
｢頼むわ｣と大倉くんに言われて、
俺はダッシュで準備をして
善は急げと東京に向かった。
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作者名：ゆる | 作成日時：2022年11月27日 3時
