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鳥籠 ページ17
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この世界は煌びやかで、夢に満ち溢れていて、時に残酷だ。
僕がNCT127の活動に参加出来なくなると言う話を偉い人から聞いたのは、いつだったか覚えていない。
誰にも言うなと釘を刺され、僕自信も特に反論はしなかった。
逆らったところでどうにもならない事は、よく分かっていたから。
「彼は商売道具ではありません。あまりにも…」
「決定事項だ。
本人は納得しているし、君が何を言ったって無駄だよ」
盗み聞きは良くないと思いながらも、会議室から聞こえるレイヌナと会社の人の話に耳を傾ける。
しばらく扉の横に立っていると、レイヌナは唇を噛み締めながら部屋を出て来た。
そして僕を見て、何とも言えない表情をする。
「…知ってたのね」
「うん」
一言で済ます僕が気に入らなかったのか、ヌナは腕を引っ張って誰もいない部屋に連れ込んで鍵を閉めた。
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作者名：Su | 作成日時：2022年8月13日 1時
