四天王と肝試し。【柳田】 ページ9
なんだよ肝試しって。
ありえないだろ慶應野郎が。←
柳「お前が怖がりなのは知ってるって。だからちゃんとリレー方式にする」
「リレー方式?」
柳「休憩ポイントまでは絶対に誰かと一緒。Aが1人で歩くことはないから」
「…それ最初に言え、バカ」
柳「俺頭いいから(笑)」
気付くと一緒にいた将平さんがいない。
「しょ、将平さんいないっ!?((((;゚Д゚)))))))」
柳「休憩場所行ったんだよ。ほんとA怖がり。笑える」
「別に笑い取りに行ってないわ!!もー…ほんとに真っ暗じゃん…」
柳「怖い?」
「怖いわ!」
柳「…お手をお貸ししましょうか?」
くっ、なんだこいつ。
こういう時にプリンス能力出してくるなよ。
「べ、別に平気です」
柳「あーもう。そこはお願いしますって言うとこだろ…ったく、」
「っ…、」
マサはあたしの手を掴み、
「行くぞ」と言って歩き出した。
こういうとこだよなー。
モテるよなぁーこれは。
柳「Aさ、」
「なに」
柳「祐希のこと好きなの?」
「はっ、なんだそれ!ないない!祐希はあたしの弟みたいなもんだよ」
柳「ほぉ〜」
「もうなに(°_°)!!」
柳「別に何も理由はない」
「なんだよ( ˙-˙ )」
あたしは素直にマサの手を握って
暗い道を歩いていた。
もちろん視界はほぼ暗いので
周りのものに目が行くわけもなく、
つまづきそうになってしまった。
柳「っと…あぶね」
「おー…危なかった。ありがと」
柳「別にいいよ」
「マサも気をつけてよ?あんた転んだら大変だからさ」
柳「転ばねーよ俺は(笑)Aと違って視界広いから(笑)」
「いちいち腹立つなぁ(笑)」
柳「そんなブーブー言ってたらブスだぞ」
「なっ…(o_o)!?」
柳「なーんてな。嘘だよ」
頭を不意にポンポンするマサ。
何もかもがずるいと思う。
背は大きいし、声は低いし。
ツンデレにも程があるだろって。
柳「あそこの街灯。あれが中間地点だから。次は将平さんと歩いてな」
「マサは?」
柳「俺は祐希の所まで歩いて、将平さんとゴールで待ってる」
「ほんとにリレーみたいだな(笑)」
柳「…おい、」
「な、」
柳「…あんま隙見せんなよ?」
「はぁ!?どういうっ…」
柳「…ただの独り言」
耳打ちで囁かれたその言葉は、
あたしの体に電気を走らせた。
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透明人生(ライフ - はじめまして!将平さんかっこいいですよね!笑笑私も大好きです(∩´∀`∩)また将平さんのお話が出来ることを楽しみにしています(*^^) (2018年6月23日 15時) (レス) id: 78812596b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2017年9月18日 11時