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「まだ全然高熱ですね。もう少し寝ててください」



「え、あの、パク君はここで...?」



「Aさんをソファーで寝かせる訳にはいかないですよ」



「いや、ダメだよ。私がここで」



「だーめ」





ソファーから動こうとしないパク君に、つい触ろうとしてしまって、それをパク君に掴まれた。手首は徐々に熱を帯びていき、また悪夢のような苦痛が襲いかかる。

もうパク君に迷惑をかけたくないし、怪しまれたくもなくて、必死に耐えた。足腰に力を入れて、目をぎゅっと瞑って、何事もないように、平然に。





「...手、はなして、」



「Aさん、」



「お願いだから、はやく、はな、して...?」






パク君の手が離されて、一気に全身の力が抜ける。よろけながらごめん、と呟いて大人しく寝室に戻った。


熱くて熱くて、苦しい。どうしようもない。どんどんと早くなる心臓の音、突き刺すような頭痛、溶けるほどの熱さ。それでも思い浮かぶパク君の顔。

全てが私を苦しめた。

私はパク君が物凄く好きだった。パク君も私の事を好きでいてくれてる。私が普通の人だったら、きっと幸せになれた。

だけど、私は普通の人ではない、弱点を持つ超能力者だった。私がパク君を思えば思うほど苦しくなり、その度にパク君にも迷惑をかける。

だから、私は早くパク君から離れなきゃ。思いが強くなる前に離れなきゃ。パク君に触らなきゃいいだけなんだ。触らなきゃ、喋らなきゃ、関わらなきゃいいだけだから。



私はその夜、パク君と距離を置く決意をした。

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皐月(プロフ) - みさとさん» ありがとうございます。そんなに褒めて頂けるとは…恐縮です。とても嬉しいです!次回作もよろしくお願いします。 (4月10日 13時) (レス) id: 8b3223e05a (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - 完結おめでとうございます。凄く素敵な作品で更新を楽しみにしていました。皐月さんのジミンちゃんがツボすぎました!次回作も楽しみにしています。 (4月9日 23時) (レス) id: 38c5101720 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - yaaaaaaさん» そうでしたか!良かったです!ありがとうございます、これからも頑張ります (4月2日 16時) (レス) id: 382bedfc45 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - マミさん» ありがとうございます!ぐだぐた主人公にもうしばしお付き合い下さい…笑 (4月2日 16時) (レス) id: 382bedfc45 (このIDを非表示/違反報告)
yaaaaaa(プロフ) - 面白いので不安にならなくて大丈夫だと思います!!!これからも楽しみにしてます(〃▽〃) (4月2日 11時) (レス) id: 159a8fda76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皐月 | 作成日時:2020年3月29日 15時

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