玉狛のヤベェ銃手【WT】 (ページ26)

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民間人

死者 0名
重症 22名
軽傷 68名

ボーダー

死者 6名(すべて通信室オペレーター)
重症 4名
行方不明 32名(すべてC級隊員)

近界民

死者 1名(近界民の手に因る)
捕虜 1名

対近界民大規模侵攻三門市防衛戦

　終結

＿＿＿＿
＿＿
＿

＿＿三門市立総合病院

ﾋﾟｯ… ﾋﾟｯ… ﾋﾟｯ… ﾋﾟｯ…

病室のベットに横たわっているのは三雲修。
修は千佳を守るために、生身で怪我を負ってしまった。

まだ目は覚めない。

眠っている間修は、夢を見ていた。いや、記憶と言うべきだろうか。

千佳の兄、雨取麟児との記憶、その麟児が行方不明となった時の記憶

千佳が泣いている記憶、ボーダー入隊試験を受ける記憶

それに落ちた記憶、基地に直談判しに行った時にネイバーに襲われた記憶

そして迅に助けられた記憶。

修「(夢………)」

そこでようやく目が覚めた修。

修が一番最初に目にした者はお見舞いに来ていた母親だった。

修「母さん……

！！つっ……いてて…！」

傷がいたんで起き上がろうとするだけで苦労している。

母「…修、あなた……」

母「こんなに大ケガしたのに千佳ちゃんに泣いてもらえなかったわよ
親密さが足りないんじゃないの？親密さが」

一週間眠っていた息子が目を覚ましたときにかける第一声がこれだ。

母「…でも、お見舞いにはたくさんの人が来てくれたわ
ボーダーではがんばってるみたいね」

修「見舞い…？」

見舞いには玉狛支部のメンバー嵐山、木虎、風間、出水、米屋、緑川
辺りが来てくれたらしい。
ただ、遊真だけは来ていないようだ。

千「でも、修くんが目を覚ましだって聞けば
明日にはきっと来てくれるよ！」

修「……………そうか………」