検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:67,712 hit

当然の報い ページ27

「だめよ!危険だわ」


「そうですよ。どんな力を持ってるか分からないのに…」


心配してくれるのはすごく嬉しい。
にやけそう。


「君を守りたいんだ」


なんて静かに言う杏寿郎さん。
いや、どこの王子。


「なら僕がずっと後ろからついていくよ」


「不審者!」


それはやめてください時透氏。


「みんな過保護すぎるよ、私は大丈夫」


無惨だってすぐ私を見つけれるわけないし。
監視されてないかぎり…不安ではない決して。


「ああ…なんていい子だ」


私を守ってくださいって言う方がおかしいけどな。
今一瞬善逸の顔が浮かんだけど意味はない。


「とりあえずこの人どうする?」


と無一郎くんの問いにみんなが考える。


「隊律違反だしなァ」


「そもそもなんで連れて帰ってきたんだ」


「身内はいなさそうだな」


実弥さんと小芭内さんはともかく、
義勇さん、身内いるかもしれないから決めつけないであげて。


「隊律違反もだがAを苦しめたんだ。そこらへんに捨ててろ」


と言った天元さんのお腹を思わず殴った。


「そんな事言わないでください」


「…え」


みんなが固まって目を見開いてる。
違うの。頰を叩こうとしたんだけど届かなくて(違


「彩さんには彩さんの気持ちがあるんだから、彩さんだけを悪者にしないで」


少なくとも最後に話した彩さんは悪い人じゃなかった。


「死んでしまった人を侮辱しないで」


そんな事を鬼殺隊がしていいわけない。
彩さんは鬼に殺されたんだから、被害者なんだ。


「…そうよね。私たちが悪かったわ…」


「ああ、すまない」


口々にみんなが謝る。


「謝るのは彩さんに!」


と言うとみんなハッとした顔で彩さんには向かって話しかけた。


彩さんは悪い事をしたかもしれない。
だけど、死んでまで責められるほどの事はしてないと思う。

無惨は自分を愛した人にもこの仕打ち。


「彩さん、来世は幸せになってね」


酷すぎる。許せない。

別れは突然に、←当然の報い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
186人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼化 , 溺愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:enen♪ | 作成日時:2020年3月29日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。