超特急のお気に入り

○Super Express Board 3 ページ21

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匠海「あの…

スターダストのオーディションって近日中にありますか？」




…は？




海「え？！匠海君受けるの？！」



匠海「…昔から芸能界に興味があって」



佑亮「そうなの？！絶対合格だよ！！！」



太陽「俺もそう思う！」





『…は？』




早くも歓迎モードのメンバー


匠海も照れ臭そうに笑っている




いやいやいや何言ってんの？





『匠海…芸能界に興味あったの？』



匠海「…そーだよ」




まただ…目を合わせてくれない




『…嘘つき
パティシエになるんじゃないの？』




祐基「あー確かめっちゃ料理上手いんだよね？！
ネットに書いてた〜〜！」




匠海「いや、全然大したことないです笑」




むかつく…




太陽「Aちゃん？」





ーガタッ



拓弥「痛っ」



『なんなの馬鹿！！

匠海の阿保！！今日おかしいよ…！

今迄どんだけ私が悪くても匠海から謝って来たじゃんっ？！

何でそんなに怒ってんの？！

なんで…？』




匠海「…や」



下を向いて頭をかく

…あぁ…む、か、つ、く！！！




拓弥「…おいさっきから足」



「…すいません」



立ち上がった時ふんじゃってたみたい




そして流れる沈黙…




や、やってしまった


こんな夢のような席で…




拓弥「俺煙草吸ってくるわ…匠海君は？」



匠海「…じゃあ俺も」




『…は？』



煙草？！？！




二人の背中を呆然と見つめていると



海「大丈夫だよ

拓弥無理矢理吸わせたりしないから」



と海さんが微笑んでくれて



太陽さんが背中をさすってくれた





『…あ、すいません


せっかく楽しいお食事会だったのに』




ただのヲタクがぶっ壊した

申し訳無さすぎる



出しゃばっちゃ駄目なのに



なんであんな啖呵切っちゃったんだろ…




祐基「なんか匠海君様子おかしかったね…」




佑亮「Aちゃん…大丈夫？」




下を向いて猛反していると


可愛いお顔が２つ目の前に





『わっ…びっくりした笑』



佑亮「…うん！

笑った顔の方が可愛いよ？」




ニコッと微笑んだ私の何億倍も可愛い佑亮さん




『…かっ…可愛………あ。』




祐基「えぇ？！？！」




ポタポタと垂れる赤い物




そう、鼻血




稜雅「…まじか」



ちょ…お前やったなみたいな顔で見ないで…




太陽「わ！わ！はい！これ」



丸めたティッシュを鼻に詰めてくれた王子



満足げに微笑んでいる




うんなんだろ複雑


絶対今私ブスだよ？！？！

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