超特急のお気に入り

○Misunderstanding ページ13

.






やばい…やばい


ステージの上で輝いている姿を見ることしか出来なかったやでちゃんが…





太陽「……んで、拓弥の横の子誰なん？
もしかして…彼女？」





こんなに近くに…





拓弥「は？」




稜雅「まぁ案外お似合いだけどなww」







無理お顔綺麗すぎて直視出来ない…






拓弥「はぁ？誰がこんな頭のおかしい女と付き合うんだよ！！！」





『はぁ？！？！ちょっと！私の王子の前で変なこと言わないでくださいっ！！！』





拓弥「どうせすぐ変人ってバレるだろお前がめついし」





『なっ…！こんなにピュアな心持った若者今時居ないもん！日本で私だけだもん！』






稜雅「いいぞwwwもっとやれwww」





太陽「ははっ…えーと拓弥と稜雅のお友達かな？」






拓弥さんと稜雅さんのお友達…？



私が…？



何それ素敵




『はいっ！戦友です！』




拓弥 稜雅「嘘つくな」




ーバシッ




本日2回目

拓弥さんに頭を叩かれた





太陽「………」




『え、えーっと…』




やでちゃんは私の前の席に座り頬杖をついて私を見つめる




…あ。自意識過剰って思ってるだろ？！





違うの！すごい見られてるの！





拓弥「お前のスッピンきついってよ」




『え。家帰って泣こう』






拓弥さんの氷点下な言葉が刺さる






太陽「え？！あ！ちゃうで？


なんか…いいなぁって思って笑」






何故か少し切なげに微笑んだ王子






『あ…そうですよね…。』





太陽「…うん？？」





『だって、やでちゃんは…拓弥さんが好きなんですもんね…すいません…席代わりましょうか？』




悲しくても



推しの恋は叶えてあげたい



それが正しいオタクの生き方だ





稜雅「ぶっふぉwwwwww最高www」




『なんですかその笑い方

テーブルマナーが成ってないですよ』





拓弥「ふざけんなよ

はぁ…もー本当お前は


…太陽この女お前のこと好きなんだって」






『えぇ？！ちょ！』





こっ、心の準備がぁあ！





太陽「……へっ」





やでちゃんは目を見開いて静止した






稜雅「あ。」





太陽「…えっ！//え？//」





耳まで真っ赤にしてあたふたしだした王子





ファンなんて溢れかえるほどいるはずでしょ？




なんでこんなに焦っているんだろ…




にしても可愛い






稜雅「…拓弥のせいだぞ」






『えっと…？』






太陽「ちょ、ごめん！俺トイレ！」






真っ赤な王子はトイレに走って行った

○an answera reply→←○at length

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す