検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:76,745 hit

・8 ページ8

「でもさぁ、Aさんはこの人のどこが良くて結婚したの?」

「んー……突然そんなこと聞かれてもねぇ……」

「やっぱ顔なの?」

「いや、顔でいえば悟の方がタイプだよ。日本人離れした感じ。俳優さんも海外の俳優さんの方が好きだしね。」

「え……」





「なんで?」と言いたげな顔でAを見る夏油と、はっはっはっ!と勝ち誇ったように高笑いをする五条。大人気ないヤツめ……と釘崎はため息をついた。





「でもほら、あいつクズだし。」

「あ"ぁ"ん!?」

「でもそれなら夏油先生も中々だと思うよ。」

「……そう言われればそうだ。」

「ちょっと。」

「んー……何かなぁ………一生涯僕だけを愛してくれる、と思ったからかな。浮気の心配もないし。あとはやっぱりお互いの勘だよ。」

「勘?」

「そ。この人だ!っていう勘。それがたまたま夏油傑だっただけ。」

「たまたまじゃなくて運命なんだよ。」

「はいはい。」





会わない間にまた面倒くさい男になったな、とAは未だ後ろから抱き締めてくる夏油の頭を呆れたように撫でた。この人も苦労してんなぁ〜……と彼らは他人事である。





「まぁ、改めてよろしくね。君たちの活躍には、今後僕も期待させてもらうよ。」

「……Aさんってクズと一緒にいたのにマトモなのね。」

「五条先生達が異常なだけだろ。」

「え、Aがマトモとか一番ウケる。」

「笑えない冗談第一位だね。」

「君たちを氷漬けにして砕け散る様を眺める準備ならできてるけど。」

「いやだってさ、呪霊凍らせて芸術だって言うやつマトモだと思う?」

「なんて???」

「芸術の概念とは。」

「恵、この子達酷くない?」

「俺からしてみればAさんの美的感覚が狂ってると思います。」

「なんで?綺麗じゃないか!特に僕の作る氷は何よりも綺麗だよ!?呪術界一!」

「そもそも凍結呪法使えるのAだけだしね。」





そうかもしれないけど!とAは反抗するがやはり誰にも理解されないのは当たり前だ。氷漬けになった呪霊を写真に収めて綺麗!だとか素晴らしい!だとか言い出す人間は彼女以外居ないだろう。





「Aさん、クズってよりヤバイ人なのね。そこもすごく好きよ私。」

「僕も野薔薇ちゃん好きだよ。」

「………嫁に行ってもいいですか?」

「だめだよ????」

・9→←・7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (307 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1889人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

秋田ケン - 最&高!!!!!好き!!!めっちゃ大好きなんだが?!?!?!ありがとうございます!!!!!!!!!!!!! (9月13日 21時) (レス) @page10 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
とっち - めっちゃ好きです!何度も読み返しています。これからも更新頑張ってください! (2021年8月28日 6時) (レス) id: 42c6964bfa (このIDを非表示/違反報告)
もっっっっちもち - ヒエッめっちゃ好きです無理せず更新頑張って下さい! (2021年7月17日 13時) (レス) id: 1ec5234607 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐(プロフ) - コメント失礼します! こちらの作品めちゃくちゃ面白いです! なんども読み返しています! お忙しいとは思いますが更新して頂けたら嬉しいです! (2021年4月7日 9時) (レス) id: 6eaa2a087c (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - 初コメ失礼します!面白いです!更新頑張ってください! (2021年3月29日 1時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年3月3日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。