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｢仲違いさせてどーすんの？｣
｢僕は良家の当主。そして、傑はその婿に入って……｢え、婿？｣ん？｣
彼女の言葉にいち早く反応した釘崎は、夏油とAの顔を交互に見合わせた。
｢夏油先生の奥さんってこの人！？｣
｢じゃあその人が慶人くんのお母さん！？そんなの初耳なんだけど！？｣
｢凍氷家の当主の息子とか……まじかよ！！！｣
｢あれ、言ってなかったかい？あ、おかえりA。｣
｢ただいま傑。｣
夏油はピトッとAに後ろから抱きつくと、ふふっと上機嫌で笑う。
｢ちょっとちょっと、そんなん後にして。話進めて。｣
｢あ、ごめん。で、まぁ婿に入ってるわけだけど、彼は一般家庭の出だ。だから引き離したくて仕方ないんだよ。悟に関しては……まぁ手を組まれると厄介だからってやつかな。｣
｢全く……外道もいいとこだ。｣
｢その言葉、そっくりそのままお返しするよ。どさくさに紛れてお尻触らないでくれる？｣
｢あでっ、！｣
頬をペチッと叩かれた夏油はサッとAから離れた。これ以上は絶対に腹に拳がめり込むと分かっていたのだ。
｢つまり、上からのその報告でAさんは虎杖を殺しかけた……って事ですか？｣
｢そうだよ。僕が好き好んで若者を殺しにかかると思ってるの？｣
｢え、違うの？｣
｢違うよ。君は今まで僕の何を見てきたのかなぁ？凍らすぞ。｣
｢ごめんって嘘じゃん。｣
目がまじなんだよ……と五条は怯えたようにして両腕をさすると、わざとらしく震えて見せた。
｢ごめんね、虎杖くん。こちらの手違いで。｣
｢いや、いいよ。誤解は解けたし……上層部ってのが俺の命狙うのなんて今更だしさ。｣
｢しかし、君の中に宿儺がいるのか……面白いねぇ！｣
彼女がウキウキした様子で虎杖を観察していると、彼の頬に口が現れる。
｢お前、凍結呪法を使うというのは本当のようだな。｣
｢お、愉快な体だねぇ。これが宿儺か……初めまして。もちろん、凍結呪法を使うのは本当だよ。｣
｢ほう……1000年前、お前と同じく凍結呪法を使うという女がおったが……その女よりも強い呪力を持っているようだ。小僧の体をものにしたら、五条と夏油とかいう男の次にお前を殺す。｣
｢宿儺に狙われるなんて光栄だよ。やれるもんならやってごらん？｣
｢A、近い。｣
無意識に虎杖に近づいていたようで、夏油はグイッと彼女の体を自分の方に引き寄せた。
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秋田ｹﾝ - 最&高！！！！！好き！！！めっちゃ大好きなんだが？！？！？！ありがとうございます！！！！！！！！！！！！！ (9月13日 21時) (
レス) @page10 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
とっち - めっちゃ好きです！何度も読み返しています。これからも更新頑張ってください！ (2021年8月28日 6時) (レス) id: 42c6964bfa (このIDを非表示/違反報告)
もっっっっちもち - ﾋｴｯめっちゃ好きです無理せず更新頑張って下さい！ (2021年7月17日 13時) (レス) id: 1ec5234607 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐(プロフ) - コメント失礼します！ こちらの作品めちゃくちゃ面白いです！ なんども読み返しています！ お忙しいとは思いますが更新して頂けたら嬉しいです！ (2021年4月7日 9時) (レス) id: 6eaa2a087c (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - 初コメ失礼します!面白いです!更新頑張ってください! (2021年3月29日 1時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年3月3日 11時
