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「「「「いただきます。」」」」

「半熟だ!」

「硬いほうがよかった?」

「ううん!あ、でも美々子は硬いのが好き!」

「そう。じゃ、今度からそうする。傑さんは?」

「私はどちらも好きだよ。」

「そう。」





これはこのまま料理は彼女の担当になりそうだな、そんなことを思いながら食パンを齧る。エプロンも買った方がいいだろうか。





「二人、学校?」

「学校!」

「楽しい?」

「楽しいけど、楽しくない!おバカばっかり!」

「家で遊んでた方が、楽しい。」

「ふーん。」

「やっぱり、中学行く?義務教育だからすぐに行けるけど。」

「………行かない。」





やっぱり学校は嫌なのだろう。まぁ、中三なんて行っても行かなくてもそう変わりやしないか。夏油は無理に勧めるのは良くないと思い、とそれ以上は言わなかった。また大学や専門学校に行きたいと言えばその時適当に学歴を誤魔化せばいい。

朝食を終え、美々子と菜々子は朝の支度を始める。





「お姉ちゃん、髪の毛結べる?」

「うん。」

「結んで!」

「いーよ。美々子は?」

「…私は髪の毛短いから、いいや。」

「……じゃ、軽く結んであげるからおいで。」





菜々子の髪の毛を高い位置でお団子にして、美々子のサイドの髪を編み込み結んであげる。二人ともキラキラとした目で鏡を見た。





「美々子、めっちゃ可愛いー!」

「……ありがとう、お姉ちゃん。」

「いーえ。」





夏油もやはり男なので今まで髪の毛を可愛くしようなんて思わなかった。そのため、アレンジなんてしてあげられなくて、二人にとってそれが新鮮で仕方ない。





「お、今日はいつもと違うね。」

「お姉ちゃん、明日私もやって!」

「じゃあ、サイド編み込んでお団子にしようか。」

「うん!」

「良かったね。」





うきうきの二人にランドセルをからわせて、行ってらっしゃいと玄関先で送りだす。





「さ、私達も出かけるよ。昨日渡した洋服に着替えておいで。」

「うん。」

「あと、顔の傷を隠すためにマスクもつけよう。さすがに警察にバレると面倒だ。」

「うん。」





彼女を彼女の部屋になる予定の部屋に案内して、そこで着替えてもらう。

最近の女の子はどんな服が流行りなのだろうか。

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まゆゆ - 続編ですか! これからも頑張ってください(≧▽≦) (2021年3月13日 20時) (レス) id: 65cce41a2e (このIDを非表示/違反報告)
低体温(プロフ) - 更新される度読むのが楽しみです!!更新頑張ってください!! (2021年3月6日 4時) (レス) id: df64c86b58 (このIDを非表示/違反報告)
ぬっさっさ - めっちゃ好きです!!更新頑張ってください! (2021年2月24日 21時) (レス) id: 092bd421d4 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!更新頑張ってください! (2021年2月23日 16時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こういう系のお話めちゃめちゃ好きです! 推します! (2021年2月23日 15時) (レス) id: 70b578b6e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年2月23日 12時

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