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ファミレスでご飯を食べて、原宿をぶらぶらと歩き回る。
｢この格好、やっぱり落ち着かないな。手もスースーする。｣
｢そのうち慣れる。｣
｢お前今まで生きててスカート履きてぇとか思わなかったわけ？｣
｢思った事ないなぁ………中学の時はスカート履かされてたよ。制服だけどね。｣
｢なにそれ見たい。｣
｢写真があればね。｣
｢ないの？｣
｢さぁ？｣
｢どうだろうね。｣と、誤魔化すように返事をするAに家入がえ〜……と不満を漏らすと彼女はクスクスと笑った。
｢でも、いっつもメンズ服だったかな。メンズじゃなくても、男っぽく見える服。2、3歳位まではどうだったか知らないけど。｣
｢じゃあ、君が今こうして女の子らしい格好をしているのはレアって訳だ。｣
｢そうだよ。君たちじゃなきゃ、こんなお願い聞いてないね。まぁ買って貰ったものだしね、大事にするよ。｣
｢んとだよ。化粧品一式なんて初めて買ったわ。｣
｢ありがとうね。｣
自分もノリノリだったけどな……と彼女は先程のことを思い返す。しばらく歩いていると、家入があ、とどこかを指さす。
｢クレープあるよ。｣
｢よっしゃ食お。｣
｢私と悟で買ってくるよ。なんのクレープがいい？｣
｢チキンサラダ。｣
｢僕はいちごとチョコレートブラウニーのやつかな。｣
｢傑、早く行くぞ。｣
｢はいはい。｣
二人がクレープを買いに行く間、Aと家入はベンチに座って待つ。
｢なんだか、女友達と二人って慣れないなぁ……いっつも、僕に言いよる女の子しか居なかったから。上辺だけの付き合い……ってやつだよ。でも、硝子といると楽しい。｣
｢私も楽しいよ。次は二人で出掛けよう。｣
｢ふふっ。そうだね。｣
｢お姉さんお姉さん！今二人だけ？｣
せっかく和んでたところなのになんだよ。と、不機嫌極まりない家入と、不思議そうに顔を上げるA。そこに居たのは、いかにもイキってそうな男が二人。
｢お、やっぱり！二人とも別嬪さんじゃん！｣
｢いや、Aが綺麗とか当たり前じゃん。｣
｢硝子、失礼だよ。｣
｢おぉ、ハスキーボイス！いいねぇ！｣
｢ねぇ、俺らと遊ばない？｣
ここでようやく、｢あ、これナンパだ。｣とAは気がついた。
｢あいにくだけど、友達と来てるから。｣
｢じゃあ、そのお友達も一緒にさ！ね！｣
ニッコリとした笑顔を一切崩さずにやんわりと断るが、その男二人は食い下がってくる。
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チビじゃねぇし、お前らが高すぎんだよ。♂ - ガチめに笑い方が宿儺になったのだが (2021年2月14日 4時) (
レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 次男…………なんかあった説…………最っ高、であります！！！良い良い！！俺はいま機嫌がいい！！！！ケヒッもう、最っ高…………続き待ってます！ (2021年2月14日 3時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - とっても凄く好きな内容でした。本当に素敵な作品です。なんでお気に入りの登録者がこんなにも少ないのかが全く理解出来ません。が、応援しています。お身体に気を付けて作品の更新をして下さい。 (2021年2月10日 0時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
しぃぷ(プロフ) - え、めっちゃ好き……最高か？秒でお気に入り登録しました。素敵な作品有難う御座います！！更新頑張って下さい！！！ (2021年2月9日 23時) (レス) id: c3f6824249 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 最高ですめちゃくちゃ面白い…好き… (2021年2月9日 22時) (レス) id: 470bfeaa7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年2月9日 17時
